画像提供:ワコール
洋服をきれいに着たい、お腹周りをぺったんこに見せたい…そんな願いに寄り添うのが“ガードル”です。ガードルと聞くと、少々古風なイメージを想像するかもしれませんが、最新の技術で進化した現代のガードルは、快適な着心地でボディラインを美しく見せてくれます。ガードルの正しい着用方法や効果についてワコールの角野理沙さんに話を伺いました。
愛用者の約半数は週5で着用「タイトスカートやスキニーパンツ着用時でもウエストやヒップラインがすっきりになれる」
――ガードルを着用することで得られる効果や機能について教えてください。
ガードルは、ウエストやヒップ、おなかまわり、ふとももなど、着用することで下半身のシルエットをととのえます。またおなかを抑える効果、ヒップアップ効果、足を長く見せる効果があるアイテムです。
洋服を着た時のシルエットもきれいに見せてくれるので、タイトスカートやスキニーパンツ着用時でもウエストやヒップラインがすっきりします。
またショーツの上に重ねてはくと、ショーツラインもひびきにくくなります。
2022年に実施したワコールの調査(※)にて、ガードル着用者に着用頻度を聞いたところ、週5日以上はく人の割合は49.3%と約半数に上ることがわかっています。
(※)…<調査概要>調査期間:2022年10月5日(水)〜10月6日(木)/調査対象:全国の20〜40代女性1,000名/調査方法:インターネット調査
――ガードルを着用される年齢層はここ最近でどう変化していますか。
2020年〜2023年のガードル平均購買年齢は大きく変化はありません。チャネル別にみると、店頭よりウェブストアの方が平均購買年齢は10歳ほど若い傾向です。
また前出の調査によると、ガードルの着用率に関しても20〜40代の間で大きな差はありません。ガードル着用者は20代前半から使い始めている人が最も多く、半数以上が20代でガードルデビューしています。
――現在はどんなガードルが展開されているのでしょうか。また、どんな効果のあるガードルが人気ですか。
[重力に負けないヒップケアガードル]は、ヒップアップとは違う、日常生活の動作(立つ、動く、歩くなど)の中で重力から守るヒップケア(※)発想のガードルです。
独自のヒップケアシートで重力によるヒップの皮ふたるみを抑え、まるみのあるヒップをメイクします。またシートが密着することで、日常生活で動いたときにヒップの皮ふが大きく変形するのを抑えます。
(※)…「ヒップケア」とは、からだのサイズを測って自分に合うガードルをつけて、着用中のヒップを重力から守ること。
正しいガードルの着用法「悩みやなりたいシルエットに合わせて選ぶのがおすすめ」
選び方自分のサイズに適したガードルを選ぶことが重要。サイズが合っていないときつく感じたり、フィットしにくいと感じる可能性があります。
「ウエストとヒップのサイズをもとに選び、サイズが異なる場合は大きい方のサイズに合わせて選ぶのがおすすめ。最終的には試着して着用感を確かめていただくとより自分に合ったものを選べると思います。
また、すそ丈の長さ(ショート丈〜ロング丈)やパワーの強弱など、様々な種類があるので、お悩みやなりたいシルエットに合わせて選んでいただくことをおすすめします」
履き方一般的には、片足ずつゆっくりと上に引き上げるのがポイントです。無理に早く引き上げると正しく着用できない可能性があります。ウエスト部分をととのえたら、ガードルに手を入れてヒップを持ち上げ、最後にすそをととのえます。
着用する際の注意点
ガードルは清潔な状態で保つことが重要です。汗や皮脂汚れが付着しているので使用後は必ず洗濯してください。
補整下着の一つであるガードルは、美しさを引き立ててくれます。その一方で、適切なサイズ選びや着用方法、お手入れなど、ガードルの正しい使い方を知ることが必要です。これらのポイントを踏まえ、理想的なシルエットを目指しましょう。
初めてのガードルにはこちらがおすすめ