筋肉料理”無水カレー”を作り続ける理由「シンプルに痩せるし、何より美味しい」

　PFCバランス完璧の筋肉料理「無水カレー」を毎日作り続け、調理シーンを投稿し続けている、無水カレーニキさん（@musuicurry）。カレーをグツグツ煮込み、お肉や具材で様々なアレンジを加えて投稿する様子に「めっちゃ美味しそう」「こんなに簡単にできるのね」と反響を集めている。ボディービルダーとして減量をこなす無水カレーニキさんは、カレーを熱心に、狂気的に（？）続ける理由を「あまり考えずこれを食べて、筋トレして有酸素をすれば、シンプルに痩せるし、何より美味しいから（笑）」と話す。

ーー無水カレーの投稿について、「絶対うまい」「ごはんにかけて食べたいと思ってしまった時点で私痩せないかも」「ローファット食の極み」など、たくさんの反響があがっています。あらためて、寄せられる反響についてどのように感じていますか？

「すごく嬉しいです！　僕自身もこれを見つけた時感動しましたし、実際ボディーメイクの大会に出る際に食べて、ストレスなく痩せました。なのでその喜びを共有出来ている気がしてとても嬉しいです」

ーーボディービルダーとして減量されるなかで、「無水カレー」にいきついたのはどのような経緯だったのでしょうか。

「サイヤマングレートさんという方がYouTubeの動画内で無水カレーを作られていて、真似したのが始まりです。そこから自分なりにアレンジして、動画に出しているレシピが出来上がりました。ローファット（低脂質）、高タンパクになるように心がけているので、出来るだけ美味しく食べるために、色々なメーカーのカロリーハーフのカレー粉やドライカレーのカレー粉を試したり、肉の種類を変えたり、一日中同じものを食べ続けられるように改良していきました」

ーー「これだ！」という無水カレーができたのは、どのようなときだったのでしょうか？

「最初は全くの真似から始めたので、その時点で既に感動はあったのですが、最初のレシピは海鮮が少し使用されていて、PFCバランスは最高なのですが、トマトの水分と海鮮を混ぜた風味が僕個人としては苦手だったので、そこを他の具材で補ったのと、S&Bさんのドライキーマカレーの粉にたどり着いて、それとササミの相性がいい事を知った際はかなり感動でした。あ、これほんとにマジのカレーだ。と嬉しかったのを覚えております」

ーーなぜ「無水カレー」での減量（ダイエット）が一番簡単だと感じますか？

「単純にPFCバランスが完璧だと思うのと、一回作ってしまえばそれだけ食べればいいからです。あまり考えずこれを食べて、筋トレして有酸素をすれば、シンプルに痩せるし、何より美味しいからです（笑）」

ーー作り方を教えてください。

「本気ダイエットの時は、鶏ササミを入れたものを作ります。1日分の無水カレーを作り、僕の場合は1日4食で食べきります」

【無水カレー】（4食分）
（1）トマト缶（400ml）を大鍋に入れる
（2）なすを3つ、好きな大きさに切って大鍋に入れる
（3）ササミ（700ｇ）を食べやすい大きさに切って大鍋に入れる
（4）S＆Bドライキーマカレーの粉（2袋）を入れる
（5）醤油を2まわしほど入れる
（6）ふたをして10分放置
（7）（6）を中火にかけ10分放置
（8）ササミに火が通りやすくなるよう大鍋を混ぜる
（9）蓋をしてさらに3分ほど中火にかけ放置
（10）ササミに火が通ったら完成

「ゆるくダイエットしたいときは、鶏ササミを牛赤身肉に変えます。肉の切り方については適当です。煮込んでしまえば、ほろほろになるのであまり考えずにお好みで作って頂けたらと思います。ごはんの分量はそのダイエット時期に合わせます」

ーー「無水カレー」に対して「美味しくなさそう」「すっぱそう」など先入観のある人もいらっしゃいます。無水カレーニキさんだからこそできる発信で、今後どのように「無水カレー」を広げていきたいですか？

「調理動画だけではなく、実際に食べてもらい、感想をいただくといった動画も出していて、エンタメ要素も取り入れて伝えていこうと考えていたところです。

　また別のアプローチとして食べ方のレパートリーを変えてみてほしいという提案をしています。例えば「無水カレー×白ごはん」のほかに、ほんだしを加えて和風にしてあげて「無水カレー×うどん」、ミートソースっぽくした「無水カレー×パスタ」などのアレンジもできるので、今後の動画で出していければと思っております」

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