11月25日(金)に公開されるAcid Black Cherryの4thアルバムを実写映画化した『L−エル−』。襲い掛かる運命に翻弄されながら波乱の人生を懸命に生きた広瀬アリス演じる主人公・エルと幼馴染のオヴェス。“真実の愛”とは何かを描く壮大な物語に、アンナ役として出演している高橋メアリージュンさんにインタビュー。映画にまつわるエピソードから女優業、ボディメイキング法、結婚観まで、いろいろ聞いちゃいました!
高橋メアリージュン Special Interview
2016-11-24 eltha
芝居どころがあると思ったから、アンナを絶対演じたかった
――アンナはぶっきらぼうな女性ですが、ご自身と近い部分はありました?
高橋メアリージュン 感情がストレートなところは似ています。私は遠慮して言えないけれどアンナは言えるので、そこは羨ましいし、共感できました。最初にアルバムのコンセプトストーリーブックを読んだ時に、一番芝居どころがあるのがアンナだと思ったので、ぜひ演じたかった。一方でモデルをしてきたので、外見にコンプレックスのある役で説得力のある演技ができるかどうか、そこは不安でした。
――アンナは、DV癖のあるキャバレーのオーナーと付き合っています。そんな彼女の恋愛観にも共感できますか?
高橋 私なら無理(笑)。だけど自分のコンプレックスを「好き」って言ってくれる男性が現れたら、って考えるとアンナの気持ちも理解はできます。最後にアンナがオーナーにしてしまった行為も、唯一の救いの部分で裏切られたのがきっかけ。オーナーとの関係も自分も終わりだってパニックになるのはわからなくもないですね。
高橋メアリージュン 感情がストレートなところは似ています。私は遠慮して言えないけれどアンナは言えるので、そこは羨ましいし、共感できました。最初にアルバムのコンセプトストーリーブックを読んだ時に、一番芝居どころがあるのがアンナだと思ったので、ぜひ演じたかった。一方でモデルをしてきたので、外見にコンプレックスのある役で説得力のある演技ができるかどうか、そこは不安でした。
――アンナは、DV癖のあるキャバレーのオーナーと付き合っています。そんな彼女の恋愛観にも共感できますか?
高橋 私なら無理(笑)。だけど自分のコンプレックスを「好き」って言ってくれる男性が現れたら、って考えるとアンナの気持ちも理解はできます。最後にアンナがオーナーにしてしまった行為も、唯一の救いの部分で裏切られたのがきっかけ。オーナーとの関係も自分も終わりだってパニックになるのはわからなくもないですね。
高橋 25歳頃から結婚願望があって、当時は私の職業柄、相手は安定した職業がよかった。でも今の時代、いつ仕事を失うかわからないし、お金がなくても愛せる人と一緒にいたいですね。27歳で結婚したいと思っていたので26歳頃は焦りがあったけど、その年齢を超えると焦らなくなりました。ただ、いいお相手がいればすぐにでも結婚したいですし、子どももほしいです。子ども、好きなんですよ。子どもの写真をたくさんアップしているインスタをフォローしたりして(笑)。両親に早く孫の顔を見せたいし、そうしたら両親の寿命も延びると思うし(笑)。
女優なのにハーフなのがコンプレックスだった
高橋 顔にコンプレックスがある役なので、わざとそばかすやニキビ、ほくろを描いて過ごしました。そうしたら「人に見られたくない」って、アンナの気持ちに近づけた気がします。コンプレックスについては一番考えましたね。
――高橋さんはコンプレックスがありますか?
高橋 人に言えないことはたくさんありますよ。女優をしていくうえでハーフなこともそう。
初めての女優業が朝ドラの『純と愛』で、ハーフの役。「この役だから呼ばれただけで、女優業はこれっきりだな。この先はないな」と思っていました。そうしたら共演の武田鉄矢さんが「あなたはハーフとしても素敵だし、それ以前に女性として魅力的。だから自信を持って女優を続けなさい」って言ってくださって。それに救われて、ハーフで女優をしていくコンプレックスを克服できたんです。ハーフだけど第一線で活躍している城田優くんも「大丈夫だよ」と言ってくれて、人に助けてもらうって大きいなって。女優を続けて「みんなを裏切らないようにしないと」と思いました。
――ハーフってきれいで羨ましい限りですけど、そうばかりではないんですね。
高橋 モデルならハーフでもいいですが、女優で時代劇となると難しいこともありますから。ただ、たくさんの女優さんがいる中でハーフだとそれだけで目立つので、おいしい役をいただけるんです。最近は「得だな」と考えられるようになりました。それも私を使ってくださる方がいるおかげです。