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すきま時間で簡単シェイプ! 野菜になりきる「ベジタサイズ」

2014-07-25 eltha

すきま時間で簡単シェイプ! 野菜になりきる「ベジタサイズ」

 肌の露出が増える夏はもちろん、多くの女性は常に美しいスタイルを保っていたいと願うもの。「運動しなくちゃ」と頭の中ではわかっていても、せわしない日々の生活の中で、それを実行し続けるのはなかなかハード。そんなあなたにオススメしたいのが、野菜になりきることで楽しみながら運動ができる“ベジタサイズ”。同プログラムを考案した、ボディートレーナーの宇多川久美子先生に、ポイントや健康的な美ボディを手に入れるヒントを教えていただきました!

“肩甲骨を柔らかくすること”がダイエットの近道

 「肩甲骨は健康のコツ」と提唱している宇多川先生。スリムで美しい体を手に入れるポイントも、「肩甲骨を柔らかくすることが近道」といいます。美ボディと骨盤の関係を知っている人は多いと思いますが、「肩甲骨が硬いと、それが骨盤のゆがみにもつながってくる」んだとか。肩甲骨まわりを柔らかくすることで骨盤が整い、体の代謝もUP! 「痩せやすい体ができあがっていく」というワケ。

 「骨盤が矯正されることで、頭蓋骨が引き締まる」と宇多川先生。頭蓋骨がゆるむと満腹中枢の機能が低下。いくら食べてもなかなか満腹にならず、ダラダラと食べてしまったり間食も多くなりますが、「脳が締まれば、満腹中枢の反応も変わってくる」ため、食欲のコントロールもしやすくなるんだとか。

 また、肩甲骨まわりには、エネルギーを放出し脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞がありますが、肩甲骨を動かすことで褐色脂肪細胞を刺激し、「体の代謝が良くなって、そうすれば体温も上がって免疫力のある体作りもできていく」んだそう。

野菜になりきることで、効かせている筋肉も明確に

 肩甲骨まわりをほぐし、これらの嬉しい効果が期待できるのが、宇多川先生が考案したベジタサイズ。特長は、何といっても“たけのこ”や“大根”など、野菜や植物の成長をイメージした独特の動き。身近な存在の野菜をモチーフにしたことで、手足の動きがわかりやすいだけでなく、使っている筋肉も明確になり、よりパフォーマンスの質を高めることができるんだとか。伸ばす、ひねるという動作も多いので、インナーマッスルの強化にも役立ちます。

 簡単で激しい動きではないので、老若男女、比較的誰でも取り組むことが可能。現在は全部で10パターンの動きがあり、ひとつの動きに対して、「(教室ではだいたい)3回くらい繰り返してやっています」。ベジタサイズを行うポイントは、どの部分に効いているか意識すること。そして、とにかく野菜になりきって楽しむこと。「肩甲骨を動かすこともそうですけど、健康のためには“歩く”ことが大切。歩き方にも質があって、きちんと歩くための体作りをするのがベジタサイズなんです」

【PROFILE】

宇多川 久美子(うだがわ くみこ)
国際感食協会理事長。薬剤師、栄養学博士としてなど、さまざまな知識を活かし、食事と運動の両面から健康をサポートしている。ボディトレーナーとしては、ウォーキングトレーナーのデューク更家氏に師事し、その後は独立。ダイエットのパーソナルトレーナーとしても活躍している。著書に『薬が病気をつくる 〜薬に頼らずに健康で長生きする方法〜』(あさ出版)など。

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