ごぼうとセロリのきんぴらのレシピでは最後に、新田さんに教えていただいた、とっておきの「ベジつま」レシピをご紹介しましょう。
<材料>・ごぼう 60g
・セロリ 50g
・セロリの葉 10g
・サラダ油 小さじ2
・ごま油 小さじ1/2
・砂糖 小さじ1
・酒 小さじ1
・みりん 小さじ1/2
・醤油 大さじ1
・出汁 40cc
・白いりごま 適量
<作り方>(2〜3人分)
1) ごぼうは、たわしで泥を落として、縦半分にして斜めに薄切りにする。
2) セロリは斜めに薄切りにする セロリの葉はざく切りにする。
3) フライパンにサラダ油とごま油を入れ、中火でごぼうを2〜3分炒める。
4) (3)にセロリも加えて1〜2分炒める。
5) (4)に砂糖、酒、みりん、醤油、出汁を加えて4〜5分炒め煮にする。
6) 煮汁がほとんどなくなったら、セロリの葉を加えてさっと炒める。
7) 皿に盛り付け、白いりごまをかける。お好みで七味をかけても。
実は、このレシピには野菜料理研究家でもある新田さんならではの、野菜を美味しく食べるコツも散りばめられています。
例えば、ごぼうの旨みが多い皮の部分を削ってしまわないように、たわしで泥を落とすこと。旬のごぼうにセロリを合わせていることにも理由があります。薫りが強いもの同士を一緒に調理すると
マスキング効果が働くので、食べやすくなるのだそうです。さらに、カロテンが豊富なセロリの葉も入れているのも
栄養価UPのポイント。また、炒め油にごま油を加えることでコクをだしています。
おつまみにも野菜を意識的に取り入れて、美味しくヘルシーにお酒を楽しみましょう。ぜひ、みなさんも気軽に「ベジつま」を始めてみてくださいね。
新田美砂子さん プロフィール野菜料理研究家 べジつま研究会 主宰。畑、マルシェなど野菜の様々な現場を経験した野菜の個性を生かす料理は、食べた人を野菜好きにすると定評がある。メニュー・商品開発やコンサルタントも多数手掛けている。
http://www.courtyard.co.jp
(篠原久仁子)