今が旬のふっくらとしたあさりとフレッシュなグリーンピースを使って、おもてなしにもピッタリな炊き込みごはんのレシピをご紹介します。
素材のおいしさを贅沢に感じられる、これ以上ないぐらいシンプルな炊き込みごはんは旬の季節にしか味わえないもの。あさりもグリーンピースも缶詰や冷凍もので一年中手軽に手に入る食材ではありますが、ぜひ、旬のこの時期に作ってみていただきたいです。
それでは、さっそく作り方です。
●あさりとグリーンピースの炊き込みごはん(4人分)・あさり(殻つき)…300g
・酒…100ml
・米…2合
・塩…小さじ1
・グリーンピース(むいたもの)…大さじ3
下準備;あさりは砂抜きし、貝と貝をこすりあわせながら流水で洗っておく。米は洗って、ザルにあげておく。
1)平らな鍋にあさり、酒を入れて火にかけ、貝の口があいたら取り出す。(だいたい1〜2分ほどで口があくので、あいたものから順に取り出していく。)
2)1)のあさりの蒸し汁に水を足して360mlになるように計量し、炊飯器に洗っておいた米とともに入れ、塩を加えてひと混ぜして炊飯スイッチを入れる。
3)小鍋にグリーンピースがひたる程度の水を入れて火にかけ、沸騰したら塩少々(分量外)とグリーンピースを入れて弱火で2分ゆでる。火を止め、そのまま冷まして触れる程度の温度になったらザルにあげる。
4)その間に1)のあさりを殻からはずしておき、炊き上がったら、あさりのむき身、3)のグリーンピースを加え混ぜ、1〜2分蒸らす。
お酒とお塩しか入っていない直球勝負ですが、それぞれの旨みがしっかり感じられる炊き込みごはんです。
あさりは酒蒸しにして、その蒸し汁で炊き上げることで風味豊かに仕上がりますが、身は最後に加えるため、ふっくら。かたくなることはありません。
グリーンピースはゆでずに一緒に炊きこんでもいいのですが、さっとゆでてから炊き上がりに加えることで色よく仕上がります。
また、ゆでた後、冷水にとるなど急激に冷やすことなく、徐々に熱をとっていくことでシワシワにならず、美しい姿を保ってくれます。
ちなみに、上手なあさりの砂抜きのポイントは、あさりが暮らしていた場所に近い状態にしてあげることです。つまり、海。浅瀬をイメージします。
重ならないようにバットに並べ、頭が少し出る程度に3%濃度の塩水をはります。アルミホイルで覆って穴をあけ、涼しいところで1〜2時間置いておくと良いでしょう。
ぜひ、お試しください!
(森崎繭香)