■前回のあらすじ
反抗期の娘にどう接していいかがわからず悩んでいたある日、「私の苦しみがわかってない」「うざい」などと書かれた娘のノートを発見してショックを受ける楓。反抗期と受験が同時期にやってきたことを痛感し、楓の悩みはますます深まって…。
成長の過程において、“反抗期は大切だ”ということはわかっているつもりです。それでも私は、気に入らないことがあるとすぐに感情を爆発させる娘の態度について、なかなか仕方ないと割り切ることはできませんでした。
でも、そう思っているのは私だけのようで…。
夫は「成長した」となんだか嬉しそうだし、私だってそんなことはわかっています。それでも、私が何か言うたびに衝突するような態度の娘には、手を焼くばかりでした。
しばらくすると、いよいよ夏休みに突入。勉強の話に関しては、少し声をかけるだけでイライラが爆発してしまうので、思うように受験勉強が進まないまま、夏休みを迎えることになってしまいました。
5年生になり、受験勉強も本格化。ところが、我が家はというと…。
塾から夏休みの宿題が渡された時点で、娘と一緒にスケジュールは立てていたのですが、初日の宿題をやらなかったために予定がズレてしまい、宿題はどんどん溜まっていく一方…。この状況に、娘はどうしていいかわからず手を付けられなかったようです。
「娘のため」と言いながら、実際には自分の怒りを優にぶつけただけ。それをわかっていながらも、優にイライラをぶつけられると、ゆったりと受け止めることができず、つい私自身も怒鳴り返していました。
こんな自分自身も情けないとは感じていて…。
落ち着けば少しは話ができるけれど、一度イライラが始まってしまうと、何も聞く耳を持たなくなってしまう優。そして「反抗期なんだから」と自分に言い聞かせていますが、私も自分を抑えることが難しくなってきました。
※この漫画はフィクションです
(ウーマンエキサイト編集部)