■これまでのあらすじ
小6のツム子は中学受験のために通っている塾で、同じクラスで成績トップの良子をいじめた加害者のぬれぎぬを着せられてしまう。担任のオイカリ先生に否定するツム子だったが信じてもらえず、先生はツム子の母に連絡を取る。翌日、ツム子の母が先生との面談に行くと、ツム子が加害者である証拠はなく、しかも先生が自分の評価しか考えていないと感じ、転塾を考えることに。そこでツム子の父に相談するが、父は母を過保護だと非難した上に文句を言うなら塾を辞めさせると言い出す。一方、成績上位クラスからツム子を追い出して良子を塾に戻したいオイカリ先生は、クラス分けテストの出題範囲をツム子が教室から出たのを待ってほかの生徒に発表し、生徒たちにツム子へ知らせないように強要する。そして、テスト当日。自習室でコワモテ先生に教わり成績が伸びていたツム子は、テストの問題を見て真っ青になっていた…。
■手が止まってるのは私だけ?■コワモテ先生の言葉が…みんなの鉛筆の音が響く中、ツム子だけが止まっていました。
対策していたことが全部「無」になり、青ざめるツム子。落ち着いてやれば解けたはずだけど、「クラス分けを左右するテスト」ということがツム子にプレッシャーを与えます。
範囲を知らされないのは受験本番も同じだけど、事前にそう思ってテストを受けるのかそうじゃない場合とでは全然違います。それを本番ではなく、ここで経験出来たのは良いことだったのかもしれませんが、それがオイカリ先生の仕組んだことだとしたら許せるはずもなく…。
ツム子は焦り、余計問題を解けなくなっていました。しかしそんなとき、頭に浮かんできたのはコワモテ先生の言葉。
「つむ田なら出来るんだから頑張りな」
深呼吸をしたツム子は、落ち着きを取り戻します。
そして、その結果は…?
(ツムママ)