■前回のあらすじ
父親からは大学を辞めさせられ、一人暮らしのマンションからも出ていくように伝えられた栗太。行き場を失ったことで宝社長に頼るも、紹介されたのは怪しげな仕事だったのです。騙されていたことを知った栗太は警察に行き、詐欺にあったと話したところ、お金が戻ってくる可能性はかなり低いこと、また一歩間違えたら自分も詐欺に加担したいたかもしれないことを告げられるのでした。すべてを失った栗太はすがる思いで父親に電話をかけることに。しかし父親からは「俺に息子はいない」と突き放され、母親からは着信拒否。最後の頼みの綱として妹・くるみに電話をかけると…。
■電話に出た妹に栗太は… ■必死になって妹に訴えるも…父親にも切り捨てられ、母親にも着信拒否をされてしまった栗太。すがる思いで妹・くるみに電話し、「今から謝ろうと思う」と必死で話すも…。
くるみから告げられたのは「もう遅いよ」の一言だったのです。
さらにくるみの口からは、栗太の知られざる母親の本心が明らかになり…。
(土井真希)