このお話は作者海原こうめさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。
■これまでのあらすじ
子どもをなかなか好きになれないユウは、それを夫のヨウスケにきちんと理解してもらった上で結婚した。しかしその後、ヨウスケから「子どもがほしい」と頼まれ戸惑う。変わらず子どもは苦手だが、大切な夫がここまで頼んでいるのだから大丈夫かもしれないと思ったユウは、子どもを持つことを了承。やがて妊娠するが、ヨウスケは赤ちゃんの性別が気になるようで「きっと男の子だよね?」と言ってきて、ユウは不安になる。その後、性別が判明し、医師から「女の子」と教えてもらう。ユウは不安になりながらも、ヨウスケに報告。するとヨウスケはその事実を受け入れようとしない。次の健診でも「女の子と言われた」と伝えると、ヨウスケはその直後から自宅に帰って来ないようになり、2週間に一度着替えを取りに帰るだけ。理由を聞いても、「ごめん」としか答えてくれなくて…。
■実母に話すと…
■ヨウスケの変化が理解できない…
■少し安心したけど…
ユウを残して、家に帰って来なくなったヨウスケ。
心配をかけてしまうとわかっていながらも、ユウは実母に話さずにはいられませんでした。
実母はヨウスケがそんな無責任な人には見えないと言い、ユウもまた、ヨウスケの急な変化を受け止められず…。
赤ちゃんが女の子なことの、何がそんなにダメなのか?
子どもが欲しいと言い出したのはヨウスケで、当然、男の子が生まれる可能性と同じく、女の子が生まれる可能性もあることはわかっているはずです。
なのになぜ…。
実母に話したことで少し安心するものの、妊娠中の急激に体が変化する時期にひとりにされて、ユウの不安な気持ちは消えないのでした。
(海原こうめ)