※このお話は作者神谷もちさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■前回のあらすじ
育休が明け、妻のミサキが職場復帰することに。そこで夫のゴローにも家事育児を平等に分担してほしいと話をもちかけました。
ゴローは一度は「おまかせ」と言ったものの、これまで「仕事が忙しい」ことを理由に子どもと関わった時間も短く、ミサキに「急に言われても困る」と抗議します。
しかしミサキは何回もゴローに職場復帰の話をしていたのです。そのたびにゴローは「へーい」と適当な相槌を打って聞き流していました。
そしてミサキは早速ゴローに自分が美容院に行っている間2歳の息子と出かけてきてとミッションを与えます。
次の日妻はいつ帰ってくるのか妻の密かな反撃来てしまいました…息子とふたりきりの日が。
不安でたまらなそうなゴロー。ミサキに早く帰ってきてほしそうですね。何時に帰ってくるのか知りたそうなゴローに、ミサキは「夜は夜」とそっけない答え。何しろ、これまでゴローがそうやってミサキに回答していたのです。
子どもがぐずったり熱を出したり、早く帰ってきてほしい夜もあったでしょうに、いつ夫が帰ってくるのか待ちわびながら、これまでミサキはずっとひとりで息子と向かい合ってきたんですよね。ミサキの光のない瞳が色々物語っています。ゴローも少しは同じ気持ちを経験してくれ!!
(神谷もち)