※このお話は作者神谷もちさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■前回のあらすじ
妻・ミサキの育休終了に伴い、ゴローも家事育児を半分担当することに。ミサキの外出中に息子のムサシとふたりきりで過ごすことになったものの、ムサシが泣くとトイレにこもってしまいます。忘れ物で戻ったミサキは激怒、ゴローに離婚か育児参加かの選択を迫ります。ゴローは決意を固め、息子とお出かけすることに。計画を立て準備を済ませいざ出かけようとすると、ムサシが手をつなぐのを拒否。まさかこんなところでつまづくなんて!?
なぜか手をつなぐのを拒否!?全然言うことを聞かない!怒ってもムダ…ゴロー、それはね、2歳児という生き物。
理不尽で予想外な行動をするとんでもない生き物なんだよ。一緒に住んでいたのに知らなかったんだね…。
ミサキとは手をつないで歩いているかもしれないけど、それはこれまで築いてきた信頼関係があってこそ。ミサキだって、息子が手をつないでくれず、困ったり焦ったりした経験を積み重ねてきたはず。
泣きわめく息子を前に、呆然と立ち尽くすゴロー。この試練を乗り越えられるのでしょうか。
(神谷もち)