和洋中どのような味付けにも合う豆腐は、多彩なアレンジで飽きずに楽しむことができます。
豆腐は一度温めると冷めづらく、
食べている間もホカホカ状態を保つことが可能。まさに体が冷える時期に、うってつけの食材なんです。

そこで今回は、
豆腐のあったかレシピ3選をご紹介します。
おつまみにもできる絶品レシピやカレーを使ったリメイクレシピなど、肌寒い季節にぴったりな温かいメニューが勢ぞろい。あったか豆腐料理で体の芯から温まりましょう!
■豆腐1丁は何グラム(g)?豆腐を使ったレシピを見ると「1丁」という単位がよく出てきますが、
具体的には何グラム(g)なの? と疑問に思いますよね。実は「丁」という単位に明確な重さの定義はなく、
地域によって1丁の重さが異なるんです。都心では300〜350g、地方になると350〜400g、沖縄にいたっては1kgにもなるそうですよ!
とはいえ、スーパーで一般に売られている豆腐は1パック300〜400gが一般的。レシピ上の「1丁」もその範囲の重さと覚えておくと便利です。
【手軽なのに絶品】おうちで居酒屋 豆腐のみそチーズ焼きおうちで居酒屋 豆腐のみそチーズ焼き
【材料】(2人分)豆腐 1/2丁
<合わせみそ>
酒 大さじ 1.5
みそ 大さじ 2
みりん 大さじ 1
砂糖 小さじ 2
ゴマ油 小さじ 1
ピザ用チーズ 30~40g
青のり 少々
【下準備】1、豆腐は布巾またはキッチンペーパーに包み、10分位水気をきり、厚さを半分に切って耐熱皿にのせる。

2、<合わせみそ>の材料を混ぜ合わせ、電子レンジで1分30秒加熱する。電子レンジは600Wを使用しています。
【作り方】1、豆腐に<合わせみそ>をぬり、ピザ用チーズをのせる。

2、トースターで焼き色がつくまで焼き、青のりを振る。

濃いめの味付けがおつまみにぴったり! 豆腐の水分が多いと水っぽい仕上がりになってしまうので、水切りはしっかりとが基本。お好みでシソをのせてもおいしいです。合わせ味噌が残ったら、焼きおにぎりの味付けに使ったり、おでんの具に付けて食べたりしても◎。
【後を引くおいしさ】カレーマーボーカレーマーボー
【材料】(2人分)カレー(冷ましたもの) 1カップ
豚ひき肉 100g
ショウガ(みじん切り) 1片分
豆腐 1丁
白ネギ 1/2本
<スープ>
固形スープの素 1個
みそ 小さじ 2
お湯 200ml
<水溶き片栗>
片栗粉 大さじ 1
水 大さじ 3
サラダ油 小さじ 2
糸唐辛子 適量
【下準備】1、豆腐はキッチンペーパーに包み、重しをのせて10分くらい水きりする。

2、白ネギは斜め薄切りにする。
3、<水溶き片栗>の材料を混ぜ合わせる。
【作り方】1、フライパンにサラダ油を熱し、ショウガ、豚ひき肉を炒める。色が変わったらカレーを加え、<スープ>の材料を加えて煮たたせる。

2、1に豆腐を手でひとくち大に割りながら加え、5分煮込む。様子を見ながら<水溶き片栗>を少しずつ加え、トロミがついたら白ネギを加えてサッと混ぜ合わせる。器に盛り、糸唐辛子を散らす。

カレーを使った驚きのリメイクレシピ。豆腐は手でちぎって入れることで、より味が入りやすくなります。刻んだ白ネギは最後に加えて食感を残しましょう。余ったカレーのアレンジに困ったら迷わず試してみて!
【ふわふわ食感がたまらない】レンジ蒸し豆腐レンジ蒸し豆腐
【材料】(4人分)<タネ>
豆腐 2丁
鶏ひき肉 150g
卵 2個
ニンジン 1/4本
キクラゲ 5g
白ネギ(みじん切り) 1/2本分
ショウガ(みじん切り) 1片分
<下味>
酒 大さじ 2
塩コショウ 少々
片栗粉 大さじ 2
<あん>
だし汁 400ml
酒 大さじ 3
みりん 大さじ 4
薄口しょうゆ 大さじ 2
<水溶き片栗>
片栗粉 大さじ 1.5
水 大さじ 3
ネギ(刻み) 大さじ 2
【下準備】1、豆腐はキッチンペーパーで包み、電子レンジで6分加熱してザルに上げておく。電子レンジは600Wを使用しています。

2、ニンジンは皮をむき、5mm角に切る。
3、キクラゲは水で柔らかくもどし、固い部分を切り取り、5mm角に切る。
4、<水溶き片栗>の材料を混ぜ合わせる。
【作り方】1、ボウルに<タネ>と<下味>の材料を混ぜ合わせ、耐熱容器に流し入れる。(ヒント)豆腐は手で崩しながら加えて下さい。

2、少しすき間をあけてラップをし、電子レンジで8分加熱する。

3、<あん>を作る。鍋に<あん>の材料を入れて中火にかけ、煮たったら<水溶き片栗>をまわし入れ、トロミがついたら火を止める。

4、器に(2)をすくい分け、(3)の<あん>をかけて刻みネギを散らす。

豆腐とキクラゲの下ごしらえに時間がかかるため、この2つを準備している間にほかの作業を進めましょう。やさしい味で、体調を崩したときのごはんとしても良さそうです。トロミあんが体を芯からホカホカに温めてくれますよ。
■パック豆腐をおいしく保存する方法豆腐は空気に触れるたびに、風味が落ちていく繊細な食べ物。なるべく出来立ての味を楽しめるよう、
パック豆腐をおいしく保存する方法についてご紹介します。
・買った当日もしくは翌朝に食べる場合
買った当日もしくは翌朝に食べる場合は、一度パックから中身を取り出して(パックの底にはアクがたまりやすいため)別容器に入れます。
・2日ほど保存する場合
2日ほど保存するのであれば、パックごと熱湯に1〜2分つけるか電子レンジで1分加熱し、十分に冷ました後に別容器に入れます。
いずれの方法も容器にはきれいな水を入れ、
水は毎日交換しましょう。冷えすぎないよう、保存は野菜室がおすすめです。使い切れず残った豆腐を保存する際も同様に、豆腐が隠れるまでたっぷりと水を入れ、蓋をして保存します。
とはいえ、風味が損なわれていくため、早めに使い切りましょう。少々割高ですが、
小分けパックを上手に使うとロスを減らせるほか、その都度、開封したてのおいしさを味わえますよ。
■豆腐の水切りで仕上がりに差をつけよう!
豆腐は全体の9割近くが水分。煮物や焼き料理などで使うときには、その水分が味付けの妨げになることも。そこで役立つのが
「豆腐の水切り」です。
料理が水っぽくなってしまうのを防ぐだけではなく、豆腐の型崩れ防止や味の入りを良くする効果も。今回ご紹介したレシピで使われている水切りの方法について解説します。
(1)布巾またはキッチンペーパーで包み、ザルの上に置く
水切りのオーソドックスな方法です。水分をしっかりと減らしたいときには、その上に平らなお皿などを置き、重しをのせて10分ほど時間をおきます。
型崩れを防ぎたいときや煮物に使うときに向いている方法です。
(2)レンジ加熱
豆腐をキッチンペーパーで包んでから電子レンジで6分ほど加熱してザルに上げます。短時間で水切りができるので、
急いでいるときに役立つ方法です。水切り後は時間がたつにつれて乾燥するため、早めに調理しましょう。
水切りの時間は目安です。使う料理やお好みの固さに合わせて時間を調整しましょう。ちょっとしたひと手間ですが、
水切りをするかしないかで仕上がりの差は歴然! 豆腐を使った料理を作る際は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
(Lily-bono)