※このお話は作者シカさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■これまでのあらすじ
成長した娘は、自分らしく生きることで母を苦しめてしまうと気付き、母との決別を選びます。高校生になり、母の思いと自分の生きたい方向がズレていることを改めて理解した娘は、次第に母に何も話さなくなっていきました。娘を愛するがゆえに、思い通りにしようとする母をよそに、娘は自分の世界を構築していきます。そんなある日、娘は部活の試合前に怪我をしてしまいます。落ち込んだ彼女が頼った相手は、母ではなく恋人でした。恋人からもらった大事な手紙を何度も読み、枕の下にしまっておいた娘。しかし翌日帰宅するとその手紙が部屋からなくなっていて…。娘に恋人がいること、そしてその恋人が女性であることを知った母は何を思ったのか。
■手紙を探していると…

■悪いことはしていない!
■まっすぐに見つめ返す娘に母は…
恋人からの手紙を探す娘の背後には、怖い顔をした母が立っていました。母からの「話がある」という言葉に娘はすべてを察します。
問い詰める母に、胸を張って真実と自分の気持ちを伝える娘。2人がここまで正面から話し合ったのは、いつぶりだったのでしょうか。
そして娘の言葉を、母はどのように受け止めるのでしょうか。
(シカ)