■これまでのあらすじ
姉が中学受験をすることになり、母が塾の送迎をし始めたことから、小学生のくらの生活は一変。下校すれば家にひとり、パートに塾の送迎や家事に大忙しの母は送迎の合間に帰宅しても、くらの話を聞いてくれない。夕食もひとりのこともあるし、母が再び姉を迎えに出れば夜なのに家にひとりになってしまう。夜家にひとりでいると怖くなってしまい、母にお風呂に入るよう言われていても入れず、結果帰宅した母に怒られてしまうのだった。
■お母さんっ子の私
■私にとって母は…
■なぜ機嫌が悪いの?
私はこの頃までわりとお母さんっ子でした。ちなみに私は実母のことを毒親だとは思っていないですし、今では育ててもらったことに感謝もしています。
ただ何だかいろいろとタイミングも悪かったし、私の反抗期が早めに始まってしまった感じで…。近いからこそこじれると親子関係も難しいですよね。
母親だってひとりの人間、イライラしていることもあるでしょう。
でも、子どもの時の私はそれがわからず「何で母は怒っているんだろう」「私何かしてしまったかな?」とただただ不安だったのです…。
(くら)