長期保存が可能で、どんな料理にも使える万能食材の「玉ネギ」。
生活習慣病の予防など健康効果があるとされており、毎日の食卓に取り入れたい野菜のひとつです。

今回は、そんな玉ネギを丸ごと&たっぷり使ったレシピを3つご紹介。
冬にぴったりなオーブン焼きや煮込み料理をセレクトしました。
玉ネギを保存するコツについても取り上げていますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
【シンプル・イズ・ベスト】玉ねぎを大量消費! 丸ごと1個電子レンジで簡単調理玉ねぎを大量消費!丸ごと1個電子レンジで簡単調理
【材料】(2人分)玉ネギ 1個
<調味料>
麺つゆ(ストレート) 大さじ 1
みりん 小さじ 1.5
かつお節 3~5g
【下準備】1、玉ネギは縦半分に切って芯を残したまま、8等分する。
【作り方】1、耐熱容器に玉ネギを並べ、<調味料>の材料をかけてラップをし、電子レンジで10〜12分少し透き通るまで加熱する。電子レンジは600Wを使用しています。

2、(1)の汁気をきってかつお節を加えてからめ、器に盛る。

電子レンジで加熱して調味料を加えるだけ! シンプルさを極めたレシピです。加熱後の玉ネギはトロトロになり、甘みたっぷりなので野菜嫌いの子どもにも◎。麺つゆの旨味とのコンビが最高においしいですよ。
【お弁当のおかずにも最適】たっぷり玉ネギのオーブン焼きたっぷり玉ネギのオーブン焼き
【材料】(2人分)玉ネギ 1.5個
キャベツ 1/8個
赤ピーマン 1~2個
豚ひき肉 150g
<調味料>
ケチャップ 大さじ 2
ウスターソース 小さじ 2
塩コショウ 少々
ピザ用チーズ 80g
<卵液>
卵 3個
牛乳 大さじ 2
マヨネーズ 大さじ 1
サラダ油 大さじ 1
ドライパセリ 適量
【下準備】1、玉ネギは縦薄切りにする。

2、キャベツは幅1cmのせん切りにする。
3、赤ピーマンは縦半分に切って、種とヘタを取り細切りにする。
4、ボウルで<卵液>の材料を混ぜ合わせる。
5、耐熱容器に分量外のサラダ油をぬっておく。
6、オーブンを200℃に予熱しておく。
【作り方】1、フライパンにサラダ油を強火で熱して玉ネギを炒め、少し茶色になったら豚ひき肉を加え、ポロポロになるまで炒め合わせる。さらにキャベツ、赤ピーマンを加えて炒め合わせ、しんなりしたら<調味料>の材料を加えて炒め合わせる。

2、<卵液>のボウルに(1)を加え、混ぜ合わせる。耐熱容器に流し込み、ピザ用チーズをのせる。200℃に予熱しておいたオーブンに入れ、表面に焼き色が付くまで15〜20分焼く。

3、ドライパセリを振り、少し冷めたら容器から取り出して食べやすい大きさに切り分け、器に盛る。お好みで分量外のケチャップをかける。
【このレシピのポイント・コツ】ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより、温度や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブンの癖を知っておくことをおすすめします。
炒めた具材を卵液に入れてオーブンで焼き上げます。オーブンはあらかじめ200度に予熱しておくのをお忘れなく! 甘くなった玉ネギに溶けたチーズがよくからみ絶品です。小さいカップに入れて焼くと、かわいいお弁当のおかずになりますよ。
【飽きずに食べられる】玉ネギとソーセージの煮込み玉ネギとソーセージの煮込み
【材料】(2人分)玉ネギ 1個
ジャガイモ 1個
ニンジン 1/4本
<スープ>
水 150ml
白ワイン 大さじ 2
塩 適量
ソーセージ 4~6本
ドライパセリ 適量
粒マスタード 適量
【下準備】1、玉ネギは4つのくし切りにする。

2、ジャガイモは皮ごとひとくち大に切り、水に放つ。白濁したらザルに上げて水気をきる。
3、ニンジンは皮をむいてひとくち大に切る。
【作り方】1、煮込み鍋に玉ネギ、ニンジン、<スープ>の材料を入れて強火にかける。煮たったら煮込み鍋に蓋をし、弱火で10分蒸し煮にする。

2、ジャガイモを加えて再び煮込み鍋に蓋をし、さらに10分蒸し煮にする。
水分が少なければ、分量外の水を適量足してください。

3、ソーセージを加えて3分温めて器に盛り、ドライパセリを振り、粒マスタードを添える。

ソーセージと一緒に煮込むポトフ風の一品。隠し味に白ワインを入れることでコクがアップします。まずは玉ネギとニンジンをじっくりと煮込んで旨味を引き出しましょう。ジャガイモは煮崩れしやすいので、煮込みの後半に投入してくださいね。食べるときは粒マスタードで味にアクセントをつけると良いですよ。
■玉ネギの保存は湿気対策がカギ玉ネギは日持ちしますが、湿気に弱い野菜のため、
風通しの良い冷暗所に保存するのが理想です。
ネットやカゴに入れて常温保存が一般的ですが、夏場は気温が高いので冷蔵庫に入れた方が安全と言えます。その場合は、玉ネギを1個ずつ新聞紙で包み、まとめてビニール袋に入れましょう。野菜室は湿度が高めなので、
冷蔵室に入れるのがおすすめですよ。
なお、リンゴなどエチレンガスを発するものには要注意。玉ネギの発芽を促してしまうので、一緒に保管しないように気をつけましょう。
■トロトロ甘い玉ネギを食卓に煮ても焼いてもおいしい玉ネギは、
冬のあったか料理に最適。加熱することでトロトロの食感と甘みが引き出され、生食とは異なる味わいを楽しめます。辛味やツンとするにおいが苦手な方も、これならたっぷり食べられそうですね!
ご紹介したレシピを参考に玉ネギを献立に取り入れ、健康的な食生活を目指しましょう。
(Lily-bono)