※このお話は作者ツムママさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
「完璧な母親になりたい」と幼い頃から真剣に思ってきたペキ子は妊娠すると別人のようになってしまう。根拠のない怪しい情報を信じ、優一にもつき合わせたのだ。出産後も完璧を求め、2歳なのに娘は習い事三昧。しかし娘からなかなか言葉が出てこなくて…。ペキ子は自分のせいだと思い、娘の将来に絶望を感じ「だったらいっそ…」と悪い考えに支配されてしまう。しかし娘が「まま」と言ってくれたことで、娘のあるがままを受け止めることができて…。
■これは未遂!


■母との過去を告白

■娘と離れるべき…!?


娘がどんな子であっても愛しているということに、ペキ子がやっと気づいたのに…。優一はペキ子が娘にした行為について疑いの目を向けます。
そこで初めて実の母親について優一に打ち明けるペキ子。
自分は完璧な母親ではなく、「私なんか…」といつも怖かったこと。
「出来損ない」「可愛くないわね」と母に育てられたことで、子どもは完璧でないと愛されないものだと思い込んでしまったこと。
言葉の出ない娘も自分と同じになってしまうのではないかと思ってしまって、手をかけてしまったこと…。
でも娘の顔を見て思い留まれた、だから「許してほしい」と訴えるのですが…。
優一はペキ子に、娘から離れるよう提案するのでした。
※実話をベースとしたフィクションです。症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
(ツムママ)