※このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
草太は同僚・芹との関係を疑われ離婚の危機に直面しますが、実際に関係を持っていたのは藤枝と芹でした。数日後、草太は来月末の退職を発表し、芹には収入よりやりがいを選んだと明かします。草太の転職先の年収を知った芹は落胆し、夫も金銭も信用も失った現実に打ちひしがれます。そこへ藤枝が現れ、見知らぬ物件情報を差し出し「同棲する」と告げます。芹は関係を終わらせたと伝えますが、藤枝は表向きだけだと言うだけ。何度も拒否の姿勢を見せているのに意図が伝わらない藤枝の執着に、芹は恐怖を募らせるのでした。
■こっそり付き合うだけなら問題ない

■失うだけ失ったのに一緒になれないのはおかしい

■藤枝の本性に恐怖を感じる…!

芹には藤枝との関係を続けるつもりなど微塵もありません。
ところが藤枝は、「陰でこっそり付き合えばいい。ほとぼりが冷めた頃に正式に交際を公表すれば、純愛っぽく見えて皆も応援してくれるはずだ」と、一方的な未来予想図を描いていました。
その妄信的な愛情は、芹の意思や拒否をまるで無視したもの。藤枝の中ではすでに未来図が完成しており、その異様さに芹の胸にはじわじわと恐怖が広がっていくのでした。
(スズ)