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『ティモテ』再上陸 懐かしむ声と自然派志向が追い風に

2013-04-10 14:16 eltha

 バブル景気で活気付いていた1980年中盤〜後半に大ヒットした北欧発のシャンプー『ティモテ』が、19年ぶりに日本に再上陸する。新商品『ティモテピュア クレンジングシャンプー』『ティモテピュア トリートメント』の情報が発表されるやいなや、SNSを中心に大きな話題になった同ブランド。当時の流行を体験している人々のほか、近年増加している“自然派志向”のユーザーへも訴求していく。

4月15日に発売される『ティモテピュア クレンジングシャンプー』と『ティモテピュア トリートメント』

4月15日に発売される『ティモテピュア クレンジングシャンプー』と『ティモテピュア トリートメント』

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◆バブル景気と共に盛り上がった『ティモテ』

 ヨーロッパ原産のハーブ・ティモシーを使ったシャンプー『ティモテ』は1975年にスウェーデンで誕生。植物由来の成分で髪をやさしく洗い上げるという “自然派素材”をコンセプトにしており、やがてヨーロッパ各国でも販売されるようになった。

 「髪に優しい北欧の七つの野草」というキャッチコピーと共に、日本に上陸したのは1985年のこと。草原でサラサラなロングヘアを片側に流してブラッシングするブロンドの女性と、印象的な「♪ティモテ〜ティモテ〜」という歌声のCM、“北欧生まれの自然派”というコンセプトがウケて一躍人気商品に。CMに登場する女性のポーズを真似する人が続出したほか、玩具メーカー・タカラ(現タカラトミー)がコラボレーション人形を発売。『ティモテ』の名前そのものが幅広い世代に受け入れられ、ボディソープや洗顔料も展開するなど、華々しいブランド展開を行っていった。

 しかし、景気が失速しはじめた1990年代前半になると、『ティモテ』もバブル崩壊の影響を受けることになる。もともと他社商品と比較すると割高だった同ブランド。バブル崩壊後の低価格競争の波が押し寄せていたこともあり、1994年に日本から撤退することになった。


◆空前のオーガニックブームを受けて再上陸

 しかし、19年の歳月が経ち、『ティモテ』は再び日本で展開されることになった。その裏には、2000年代後半から日本で脚光を浴びている“自然派志向”がある。富士経済の調査によると、オーガニック素材スキンケア市場の販売金額は06年が30億円だったのに対し、10年は85億円まで成長。12年は159億円になると見込んでいる。日本のメーカーはもちろん、海外の有名オーガニックブランドも続々と日本に上陸。アイテムやブランドの増加に伴い、“素材から身体に優しいものを”という意識は年々高まっている。

 近年話題の「ノンシリコンシャンプー」も“自然派志向”に影響を受けたブームのひとつ。シリコン(正式にはシリコーン)は人体に影響がない合成樹脂で、薬剤にも使用されているものだが、人工的なイメージもあり“頭皮や髪に悪い”と敬遠される風潮が生まれた。現在は各メーカーが公式見解を出すなどして正しい情報を提供しているが、ノンシリコンシャンプー独特のサラサラとした仕上がりを好む人は引き続き増加している。

 そんなトレンドの中で登場する『ティモテ』のシャンプーは、人気のノンシリコン処方である上に、ヨーロッパの第三者機関から認証された、保湿成分のオーガニックグリーンティーエキスを配合。また、香料にレモンオイル、レモングラスオイル、ユーカリオイル、ライムオイルの天然エッセンシャルオイルを配合しているほか、パラペンや合成着色料は無添加に。ティモテブランドに親近感を持つ消費者のほか、増加している自然派志向のユーザー、雑貨やインテリア、ライフスタイルのイメージから北欧に憧れを抱く女性たちの支持を集める“土台”はすでにできているのだ。

 『ティモテピュア クレンジングシャンプー』『ティモテピュア トリートメント』は4月15日に発売。第2の“ティモテブーム”が生まれるか、注目だ。



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