デキるオンナは使い分けが基本! コーヒーの新トレンド「デカフェ」
2016-07-03 18:07 eltha
コーヒーの大量生産・販売が可能になった19世紀後半の“ファーストウエーブ”、豆の質にこだわるようになった1960年代からシアトル系コーヒー上陸までを指す “セカンドウエーブ”など、これまでにもコーヒーには新トレンドが誕生してきた。最近ではブルーボトルコーヒーのような、豆の産地にこだわり、1杯ずつ手作業で淹れていく店舗が台頭して“サードウエーブ”になったけれど、今回のデカフェブームはそれに次ぐ“フォースウエーブ”との呼び声も高い。
トレンド発信地が米国だったこともあり、スターバックスやタリーズなどのシアトル系コーヒーチェーンではすでにデカフェメニューを用意。日本発のドトールコーヒーもこの6月末にデカフェアイスコーヒーの発売を開始した。サントリー食品インターナショナルも「カフェイン除去の際にコーヒーのうま味成分も取り除いてしまう」という悩みを独自技術で解消した『ボス デカフェ ブラック』を発売した。暑い夏にゴクゴク飲めるようペットボトルで展開。カフェをイメージしたパッケージデザインと、コクのある風味が特長だ。
デカフェ・スペシャリティコーヒー専門焙煎店 ・innocent coffeeの楡井有子さんによると、デカフェコーヒーが日本人女性たちの間で広がったのはここ2〜3年のこと。健康・美容意識の高い米国のビューティーセレブたちの流行が日本に上陸する形で、オトナ女性たちに受け入れられるようになっていったという。
大ブームとなったジャーサラダやデトックスウォーター、スーパーフード類と同じ流れではあるものの、ほかのブームと異なるのは “コーヒーはこれまでにも身近な存在だった”こと。身近だからこそ、カフェイン入りコーヒーの覚醒やリフレッシュなどのメリットも、就寝前に飲むと眠れなくなったり、大量に飲むと胃痛に見舞われたりというデメリットも理解しているオトナ女性は多い。
就寝前にDVD鑑賞を楽しむ夜、カフェイン入りコーヒーを飲みすぎてしまった日、体調がすぐれない時…。「それでもコーヒーを楽しみたい」という人にとって、デカフェは頼もしい存在。飲みたいコーヒーを我慢するより、上手にデカフェを取り入れてリラックスタイムを楽しむ。そんな過ごし方をする女性たちは今後、デカフェブームの盛り上がりと共に増えていきそうだ。