「30代は自分の顔と向き合って」 人気“河北メイク”の極意とは
2017-04-26 11:00 eltha
■大人メイクは自分と向き合うことから
今回、大人女性に向けた本を手掛けたのは「20代の頃と変わらないメイクをしている女性が多いなと思ったのがきっかけ」なんだとか。日本人女性は若く見えるメイクを追求してしまいがちですが、「外国映画とか、年を重ねた女優さんのほうが色気があるように感じることってありませんか? 大人の女性はモダンであってほしいと思っていて、そういう人がすごく魅力的に見える」。いろいろなことを20代で試行錯誤してきて、ようやく自分らしさがわかってくるのが30代。そんな大人女性だからこその魅力を目指すべきだと、河北さんは言います。
「自分のことを知っている人って、ダメなところは隠そうとするし、良いところは伸ばそうとする。そうすると自然とメイクも個性的になっていきます。みんなと同じアイシャドウやチーク、リップを同じように塗っていたら、“自分らしさ”なんて絶対にでない」。まずはしっかりと自分の顔と向きあうことから、大人メイクはスタートします。
■肌と眉毛と唇で美人は作れる
“河北メイク”はいたってシンプル。「今は化粧品バブルというか、情報や商品が多すぎてあれもこれも使いたくなりますが、そうするといろいろ重ねすぎて“重たい顔”に。シワやシミなどを隠そうとすればするほど“メイク感”が出てしまうので、なるべく少ないアイテムでメイクするようにすると、ナチュラルに仕上がります。そうすることがキレイに見せるコツだと思います」とアドバイス。
メイクも「アイメイクに力をいれる女性が多いけれど、実は肌と眉毛と唇で美人は作れます」と断言します。「描き方次第で小顔に見えたりと、印象コントロールがしやすいのが眉毛。眉毛がメイクの主役といってもいいぐらい」なんだとか。そして「リップは一番色を感じるパーツなので、アイシャドウよりも顔の印象を左右します。シーズンで3パターンあればメイクは十分」と教えてくれました。
■コンプレックスがあるからこそキレイになれる
同書でメイクを披露している人気モデル・長谷川潤さんとは長い付き合いだという河北さん。「意外かもしれませんが、潤ちゃんはコンプレックスの塊。コンプレックスがあるからこそ向き合うんですよね。だから美しくなれる。自分と向き合わないで誰かのマネばかりしている人は、いつまでもキレイになれないと思います」とバッサリ。20代の頃は憧れのモデルや女優のメイクをマネするのもいいけれど、30代になったらもう卒業。
「コンプレックスを持っている人の方が美しい気がします。しっかり自分と向き合っているから」。(ORICON NEWS eltha)