南沢奈央、“ネットのうわさ”逆利用で「舞台が盛り上がれば」
2018-07-05 17:25 eltha
同作は、2012年にピューリッツァー賞戯曲部門賞を受賞した舞台『WATER by the SPOONFUL』を日本初上演。コカインとインターネットという2つの媒体をテーマに、彼らが求めていたものが本当は何なのか、そこから立ち直った後に人々がどうやって生きていくのか、迷い悩む姿が描かれる。
あすの初日公演を控え南沢は「ネットの世界を描いていて現代ならではの作品だと感じました。それを舞台で表現して、お客さんの反応が楽しみです」とにっこり。
翻訳現代劇の舞台に初挑戦となる尾上は「これをやり遂げることは、どうなるのかわからない。役に自分を重ねてお客さんの気持ちに飛び込んで行く気持ちでやっていきます」と意気込んだ。
さらに、現代劇を演じて苦労した点について「存在すること。歌舞伎というのは型というのに守られている。初役だとしても先輩に教わって、洗練された型がある。それが、この舞台は全くない。自分で型を作り共演者と相談してすり合わせる作業が難しいですね。そこは、未完成だと思いますし、大阪公演までに作り上げたい」と歌舞伎との違いを説明した。
インターネットとチャットが重要な要素である今作で、ネット社会に「もの申したいこと」を聞かれた尾上は「たくさん宣伝してください! #ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル」とアピール。勝手なうわさなどネット上で書かれる危険性もあるが「うわさなんて、どんどん立ててもらった方がいい。役者なんて、恐れていない」と告白。
また、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と交際発覚後、さまざまな噂が出た南沢に同じ質問がされると「私ですか?…この舞台が盛り上がればいいなと思います」と笑顔で対応。退場する際、記者から交際について質問があったが、無言で会場を後にした。
この日は、篠井英介、葛山信吾、鈴木壮麻、村川絵梨、陰山泰も出席。舞台は東京公演が紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで6日〜22日まで、大阪公演がサンケイホールブリーゼで8月4日に上演される。
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