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桐谷美玲、2本立て映画でダブル主演

2011-02-04 09:00 eltha

 モデルで女優の桐谷美玲が、今夏公開の2本立て映画『乱反射』と『スノーフレーク』でダブル主演を務める。桐谷はその出来映えについて「監督に、ちゃんと演じ分けられていますか?と聞いたらちゃんと違うよといってもらえたので、安心して思い切れました。全然違ったキリタニが一度に見られると思います」と自信をのぞかせている。

 中高生に人気のファッション誌『セブンティーン』(集英社)で、圧倒的な支持を集めるカリスマモデルでもある桐谷。昨年はドラマ『女帝 薫子』(テレビ朝日)で主演に抜擢され、映画にも『君に届け』(2010年公開)、『ジーンワルツ』(2月5日公開)、『ランウェイ☆ビート』(3月19日公開)と話題作への出演が続く。

 今回の2本立て映画は、映像と音楽のコラボレーションムービーシリーズ『シネムジカ』の第9弾として企画されたもの。現代のライフスタイルにそぐわないものとして消えてしまった“2本立て映画”という興行スタイルに注目し、敢えてその古き良き時代に遡り、1作品の上映時間を70分前後の中篇として、現代のライフスタイルに“優しい2本立て”という新しいスタイルを提唱する。

 「とにかく、2本立てと聞いて驚きました」という桐谷だが、「キャラクターが似てしまわないか心配だったので、それぞれの人物の年齢の差や見た目の差に助けてもらいながら、気をつけて演じました。どちらも、素敵な作品になったと思う」。

 『乱反射』は、高校時代に史上最年少で角川短歌賞を受賞した歌人・小島なおが17歳から20歳までの3年間に詠んだ歌を集めた同名の第一歌集が原作。早く大人になろうと少し背伸びをしながらも、まだ本当の恋を知らず、誰かを想う気持ちも理解できないピュアな女子高生を演じた桐谷は、「過ごしていれば一度は経験したことのある青春の痛みがテーマです。こんな思いあったなぁと共感してくれたら嬉しいです」。

 『スノーフレーク』は原作者・大崎梢が書店員として働いていた経験を生かして描いた函館が舞台の青春ミステリー。就職のため上京を控えた女子大生に突如不可解な出来事が降りかかる。「一見、日常とはかけ離れていますが、過去から立ち直って前へ進んでいく強さが描かれています」(桐谷)。

 共演は、『乱反射』では三浦貴大高島礼子、『スノーフレーク』では青山ハル白石隼也、石丸幹ニら。監督は、仲里依紗の『時をかける少女』(2010年)の谷口正晃。『時かけ』の製作チームが再び集結し、桐谷の新たな魅力を引き出した。

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左が『乱反射』、右が『スノーフレーク』の桐谷美玲  

左が『乱反射』、右が『スノーフレーク』の桐谷美玲  

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