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【Brilliant Woman】鈴木京香、感性を磨く習慣

【Brilliant Woman】鈴木京香、感性を磨く習慣

素敵な女性でいるために“知識のスパ”はサボらない

――鈴木さんは外見も内面の美もすべて兼ね備えた完璧な女性というイメージがあります。自身の中で女優・鈴木京香である自分と、オフの自分はどのように分けているんですか?
鈴木 オンとオフは自然に分けられている気がします。もちろん私は完璧な人間ではないので、お仕事を介してそう感じてくださる方にはすごく感謝していますし、その気持ちを裏切りたくないと思っています。ですから、仮にオフの時間だったとしても、そういった人たちにどこかで偶然お会いしたとき、ガッカリされることがないよう、ある程度のオトナの分別と佇まいを持っていたい。それは、ひとりの女性として気をつけなければと思います。
――そんな素敵な女性でいるために心掛けていることや意識していることはありますか?
鈴木 やはり出会いを大事にして、興味を持ったものに対して億劫がらないことかなと思います。例えば、ご縁だなって感じるお誘いがあれば、お芝居でも展覧会でもちゃんと足を運んで観に行く。そういうことって忙しさにかまけていると、少しずつ休みがちになってしまうじゃないですか。でもエステとかスパとか外見のケアだけでなく、内面のトレーニングというか。“知識のスパ”をサボるようになったらダメだな、っていうのは常に感じます。

――先ほどの旅のお話もそうですけど、かなりアクティブですよね?
鈴木 行動力はありますけど、まったく家から出ない日もありますよ。1日中DVD を観ているとか、本をずっと読んでいるだけとか。だから、本来は放っておくと家の中で落ち着いてしまうタイプなんでしょうね。

――だからこそ“意識”することが大切だと。
鈴木 そうですね。自分で決めて物事を進めることが大事なんだと思います。

“できない自分を”を自覚することで成長できる

――お仕事に関しても、鈴木さんは映画やドラマ、舞台でさまざまな役やジャンルに挑戦し続けています。その中でも女優として転機になった作品を挙げるなら?
鈴木 たくさんあるんですけど…竹中直人さん監督の『119』という映画に出させていただいたときは、映画の現場の面白さを知りました。それから三谷幸喜さん脚本のドラマ『王様のレストラン』(フジテレビ系)のときには、自分で演技や役のキャラクターを考えて作り上げていくという経験をさせてもらいましたし、森田芳光監督の『39 刑法第三十九条』は、精神を集中させることの重要さが身に染みた作品でした。この3作は私の中で特に大きいと思います。

 崔洋一監督の『血と骨』も忘れられない作品ですし、一昨年やらせていただいた舞台『鼬(いたち)』でも素晴らしい経験をさせていただきました。そう考えると、私は何年かごとにすごく難しい役をいただいて、苦しんだりあがいたりしてそこで心底気付くことができると、その先また数年間がんばれようなる気がしています。お芝居は何年やろうと本当に難しいですから、だからこそこれからも新しいことにトライしていかないといけないですね。

――同じようなことをしていると、そこでストップしてしまうと。
鈴木 出会いがあって、そこで苦しんで格闘して“できない自分を”を改めて自覚することが大事なのかもしれません。

――なるほど。女優・鈴木京香が色あせずに輝き続ける理由は、つねに自分をアップデートしていく更新力に隠されているんですね。
鈴木 やり慣れていることをするとき、心に何か引っかかるものがないまま時間だけが過ぎてしまうことがあります。いろんなことに気付いて感じていかないと、そこで成長が止まってしまうと思います。しかも私の場合、ありがたいことに大勢の方とお仕事をさせていただいているので、せっかく同じ時間を過ごしているのに何も感じなかったらもったいない。できれば、より充実した時間をみなさんと一緒に過ごしていきたいですよね。
(文:若松正子/写真:片山よしお)

Profile

鈴木京香 ― Kyoka Suzuki ―
1968 年5月31日生まれ、宮城県出身。スカウトをきっかけにモデル活動をはじめ、21歳のときに森田芳光監督の映画『愛と平成の色男』(89 年)で女優デビュー。91年から1年にわたり放送された、NHK 連続テレビ小説30 周年記念作品『君の名は』ではヒロイン役を務め、お茶の間の人気を集めた。その後も映画『119』(94年)や『39 刑法第三十九条』(99 年)、『竜馬の妻とその夫と愛人』など名監督の作品で存在感を発揮。04年公開の映画『血と骨』では、「第28回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞に輝いた。ドラマ『王様のレストラン』(95年/フジテレビ系)以降、三谷幸喜作品の常連となり、現在放送中のNHK大河ドラマ『真田丸』にも出演中。

Information

<美術展情報>
『デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜』

1885年の創立以来、古代エジプトから現代美術まで6万5000点以上を収集してきた米・デトロイト美術館。13年に訪れた存続危機を乗り越え、現在も全米屈指の美術館として親しまれる同館の名作が来日する。本展では、ひときわ高い人気を誇る近代絵画の珠玉のコレクションからモネ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、モディリアーニらの選りすぐりの52点の作品を、「印象派」、「ポスト印象派」、「20世紀のドイツ絵画」、「20世紀のフランス絵画」という4つの章に分けて展示。本場と同様に可能な全作品の写真撮影や(※撮影できる期間や時間帯などは各会場により異なる)、女優・鈴木京香が務める音声ガイドにも注目。

[開催日程]
4月27日(水)〜6月26日(日) 豊田市美術館
7月9日(土)〜9月25日(日) 大阪市立美術館
10月7日(金)〜17年1月21日(土) 上野の森美術館

公式ページ:http://www.detroit2016.com/

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鈴木京香撮り下ろしショット&『デトロイト美術館展』注目作品を紹介!

  • 『デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜』の音声ガイドを務める女優・鈴木京香 /写真:片山よしお
  • 『デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜』の音声ガイドを務める女優・鈴木京香 /写真:片山よしお
  • 『デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜』の音声ガイドを務める女優・鈴木京香 /写真:片山よしお
  • 『デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜』の音声ガイドを務める女優・鈴木京香 /写真:片山よしお
  • エドガー・ドガ「楽屋の踊り子たち」1879年制作 City of Detroit Purchase
  • クロード・モネ「グラジオラス」1876年制作 City of Detroit Purchase
  • ピエール・オーギュスト・ルノワール「座る浴女」1903〜1906年制作 Bequest of Robert H. Tannahill
  • ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」1904〜1906年制作 Bequest of Robert H. Tannahill
  • ポール・ゴーギャン「自画像」1893年制作 Gift of Robert H. Tannahill
  • フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」1887年制作 City of Detroit Purchase

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