【11月1日は犬の日】柴犬と家族の微笑ましい関係性にほっこり…飼い主語る「うちの子はかけがえのない存在です」

　11月1日は犬の日。犬の鳴き声である「ワン（1）ワン（1）ワン（1）」にちなんでいて、犬についての知識を身につけ、犬を愛でる日とされている。さまざまな犬種のほっこりとする愛らしい姿の写真や動画が、時折Twitter上で話題となるが、なかでも根強い人気を誇っているのが、日本犬の“柴犬”。一見クールな印象だが、実はとても表情が豊かであることが人気の理由だ。ORICON NEWSでも、自分で階段を降りられなくなってしまった黒柴、おばあちゃんに会いに帰省して興奮が冷めやらぬ柴犬、畑に実った柴犬など、数々のほっこりとする姿を取材。中でも特に話題を集めた柴犬の飼い主に話を聞いた。

　1匹目は、自宅の窓際で、まるで恋人を待っているかのような切ない声で鳴き続けている動画が話題となったゆきちゃん（3歳）。大好きな“お父さん”がラーメン店に行ってしまった寂しさから、窓際で帰宅するお父さんの姿が見えるのをずっと待っていたのだという。

　普段は滅多に鳴いたりしないというゆきちゃんだが、家族のみんなから見てもかなりの“お父さんっ子”であることは間違いないという。

「お父さんとゆきちゃんは、家族というより恋人のような関係に近いです(笑)。お父さんが仕事で家にいないときに、寂しさを埋めるかのように、靴下やハンカチなどといった匂いが染み付いているものをおもちゃ代わりにして遊んでいます…」（飼い主さん、以下同）

　お子さんに撫でられて顔が白目がちになっている甘えん坊モードのゆきちゃんの姿もかなり印象的で、お父さんだけに限らず、家族みんなから愛される存在であることが伝わってくる。

「ゆきちゃんはかけがえのない存在だと思います。お兄ちゃんも仕事から帰ってくると、真っ先にゆきちゃんの所に向かって撫でるのが毎日の日課になりつつあります。ゆきちゃんはペットというよりも、1人の子どものような存在です。新しい家族が1人加わったことで、家族全体の雰囲気が一気に明るくなりました。ゆきちゃんと出会えたことに心から感謝しています」

　2匹目は、「ばぁば〜、ぼく来たよ！」という文言とともに投稿され、取れてしまうのではないかと思うほどブンブンと尻尾を振りながら“じぃじとばぁばの家”に帰省する動画が話題を集めた福丸くん（6歳）。

　飼い主さんが実家に帰るときに、一緒について行く福丸くん。“じぃじとばぁばの家”は、玄関が土間になっているのだが、福丸くんは大興奮はしているものの、決して土間から家の中に入ろうとはしない。ばぁばが現れるまで、ずっと健気に待ち続けているのだ。

　そんな福丸くんの姿に、「礼儀正しすぎ」「おうちに上がらずに我慢しているのが、愛しすぎる」「興奮しながらも言うことを聞いてエライ」とたくさんの反響が寄せられた。

「以前帰省したときも嬉しさを爆発させていて、父親（じぃじ）に『落ち着きなさい』と言われたら、ちゃんと“お座り”の体勢になっていました（笑）。福丸を知っている人たちには『半分人だよね…』とよく言われる程、言葉を理解しているように思います」と飼い主さんは語る。

　じぃじとばぁばに会うのを毎度楽しみにしているという福丸くん、実は大きな病気を患い大変な時期もあった。だからこそ、飼い主さんはある強い想いを抱いている。

「3歳の時に気管虚脱の手術をして、命を助けてあげられるかどうかという状況でした。今はもう定期検診で平気で元気です！その経験があるので、一番は穏やかで平凡な日々でいいので、福丸の笑顔を守っていきたい。当たり前の日常を一緒に過ごせることを願っています」

　3匹目は、自宅の階段の一番上で、しょんぼりとした表情でふさぎ込んでしまっている写真が、Twitter上で「可愛すぎる！」「助けて―って顔をしてる」などと話題になったあずきちゃん（1歳）。

　飼い主さんの娘さんが寝ている部屋に侵入しようと階段を駆け上がったものの、ドアが閉まっていて中に入れず、かといって自力で1階に下りることもできなくなり、八方塞がりとなっているところを撮った一枚だ。

　通常、階段はゲートでのぼれないようにしてあるが、ときどきロックがしっかりかかっていないときなどに、あずきちゃんが勝手にのぼってくるそうだ。今回は娘さんの部屋に入ろうとしたようだが、娘さんとあずきちゃんの関係性はとても微笑ましいものであるという。

「あずきと娘は、友達同士に近い関係だと思います。同じ若い女子同士なので、あずきは一緒にいると楽しいのかもしれません。あずきは、人が大好きで、遊ぶのもいたずらも大好きです。いつも遊びたくてテンション高めなおてんば娘ですが、夜になると体を密着させて隣にずっとよりそってくるのが、とてもかわいいです（笑）。SNSはあずきの記録を残すためにやっているので、このままあずきの日常をアルバム代わりにやっていきたいと思っています」