「はむはむに何かあったら『M-1』の優勝だって諦める」野田クリスタル、ハムスターを溺愛し過ぎて人生観に変化

　『R-1ぐらんぷり』『M-1グランプリ』の覇者であるマヂカルラブリー・野田クリスタルのペット、ハムスターの“はむはむ”への愛情深さがTwitterで話題だ。「6月8日がついにはむはむの一歳の誕生日なので野菜パーティーした」の投稿では、「はむはむ嬉しそうだな」「幸せな世界」などの反響が。野田さんにとってはむはむとはどのような存在なのか、日々の暮らし方とともに聞いた。

――はむはむの入院を心配するエピソードではなんと1万いいねがついています。野田さんのフォロワーが皆、はむはむに首ったけになっている現状についてどう思われますか？

野田クリスタルそりゃそうだろうって思いますね、こんなかわいい子ね（笑）。もう、おそろしいぐらいかわいいですから。行いすべてが。なんであんなにかわいいんでしょうね。

――やはり、そのかわいさを共有したいと思ってTwitterにはむはむの投稿を始めたのですか？

野田クリスタルTwitterにあげているのは、要は情報が来るからなんです。写真と情報を投稿すると「野田さん、それダメですよ」「飼い方として間違ってますよ」と言ってくれる方がいるんですよね。それで飼い方を少しずつ改良していって…。フォロワーさんのアドバイスには助けられています。それだけでなく、やっぱり嬉しいですよね。かわいいかわいい言ってもらえると。

――はむはむと野田さんの関係性はどのようなものでしょうか。

野田クリスタル僕の生活の中心になりつつあります。向こうはどう思っているか分からないですけど（笑）。はむはむとお笑いを何対何で例えると、はむはむが7、8くらいいってるんじゃないでしょうか。はむはむの方がお笑いより大事ですね（笑）。ただ、大切にし過ぎると不安が勝ってくることも多いんですよね。いわば、僕の「最大の弱点」ってやつです。これまでは『M-1』にしても筋トレにしても、「これは絶対やってやる、諦めない」という気持ちを大切にしてきました。でも例外が生まれた。もしこの子が何か悪い目に遭うのなら『M-1』の優勝を諦めてもいい。番組を収録していても、はむはむに何かあったら帰りますよ、多分（笑）。

――はむはむとの関わり合いの中で忘れられないエピソードは？

野田クリスタル飼い始めた頃にはむはむの体がすごい痙攣したことがあって、それは忘れられないですね。僕の方が震えてましたもん。テンパって。その頃、『スーパー野田ゲーPARTY』（Nintendo Switchから出した野田さんが作ったテレビゲーム）のクラウドファンディングをしていたのですが、それをプリントした告知Tシャツを来たまま動物病院に行っちゃったんです。病院側もびっくりですよね。夜中に、クラウドファンディングしてて、小さいハムスター連れたマッチョの僕がやって来てるから。情報量が多すぎるって（笑）。向こうもテンパっちゃって「なんですか!?」みたいになってました。結局、引き取ってもらえたんですけど、僕は心配で帰れなくて。病院の周りをうろちょろしていたら「帰ってもらっていいですか！」って、さすがにぶち切れられました（笑）。

――幸せだなって感じた時は？

野田クリスタル家庭菜園で、はむはむのためにとうもろこしを作ったんですけど、それを食べているのを見て、「俺の人生、もうこれでいいかな」と思いました。すごく美味しそうに食べるんですよ。人生を学びました。作って、与える。これがすべて。そう悟るまでに。

――はむはむと生活する上で気をつけていることはなんでしょう。

野田クリスタルはむはむが一番ストレスがないのは、変化のない生活だと思うんです。音、光、気温、湿度。何から何まで、はむはむが同じ毎日を過ごせるよう心がけています。はむはむのいる部屋は時間が止まっているような感覚です。

――今後、はむはむに望みたいことはなんでしょうか。

野田クリスタル6月8日で1歳になったのですが、1歳を過ぎると病気も増えてくるらしいんです。でもこの1年でフォロワーさんからかなり情報が入ってきたので、それをフルに使う1年にしたいですね。はむはむには1秒でも長生きしてほしいです。そのために家でできる健康診断も毎日していますし、これからも頑張っていきたいと思っています。