寝かしつけで起きた“どんぐりコロコロ事変”　1時間半に及ぶ創作話に「最終的にどうなったの？」「3番あると思ってた」

創作漫画や育児漫画をSNSで投稿している、たぬポンドさん。ある晩、寝かしつけの時に歌った童謡『どんぐりコロコロ』で、どんぐりが山に帰れたかどうか分からない歌詞に2歳の息子さんが号泣する事態に…。しかたなく作り話でどんぐり一家の話をしたエピソードを投稿すると、“幻の3番”やその後を描いた絵本などがフォロワーさんのコメントで発覚。2人のお子さんを育てつつ漫画を描く、たぬポンドさんへ話を聞いた。

――最初に、ご家族について教えてください。

私、夫、6歳の娘、2歳息子の4人家族です。

――『どんぐりコロコロ』の歌で息子さんが泣き始めてしまったのは大変でしたね。コメント欄には、どんぐりのその後に「実は3番がある!?」「どんぐりこではなく、どんぶりこでは？」など、たくさんの知恵が集まりましたね。

息子も私の言葉だけでは信用せず、2歳児なのにしっかりとソースを確認するあたり、おかしかったです。

――1時間半に及ぶ、たぬポンドさんの創作話を信用してくれなかったんですね…。その後どうなりました？

『どんぐりころころ』のその後を描いた絵本をフォロワーさんから教えてもらい、それを図書館で借りて読み聞かせたところ、納得してくれました。

――いろいろなお話を投稿されていますが、育児漫画を描くうえで心がけていることはありますか？

育児漫画は、他の人と展開やネタがどうしても被りがちで、以前はそれにいちいち悩みました。でも歌舞伎やオペラと一緒で、育児漫画も「同じ話でも演者演出が違うことで、その差異を楽しむ」ものだなと。最近はあまり気にせずにやってます。

――育児日記の投稿を始めたきっかけを教えてください。

現在は日本に帰国済みですが、娘がまだ低月齢で英国に住んでいた頃、海外での育児を記録しようと始めたのがきっかけです。投稿初期は、海外育児ネタがメインです。

――TwitterとInstagramどちらにも温かいコメントが寄せられていますね。読者の反応への感想を聞かせてください。

嬉しく拝見しています。コメントだけでなく、「いいね」をもう何年も前からずっと必ずしてくれている方もいらっしゃって、直接話したことはなくとも、とても近しく感じています。

――最近、お子さんたちの成長で面白かったことはありますか？

2歳の息子がどこで覚えてきたのか、今は語尾のすべてに「ござる」をつけてしゃべるので、いちいち笑ってしまいます。

――「ござる」はかわいいですね！ お姉ちゃんがハマっているものは？

6歳の娘は、最近回文に凝っており「冷凍トイレ…」とか、突然脈絡なくボソッと言うのが面白いです。

――子育てで「これだけは」とこだわっていることを教えてください。

「毎日歯を磨く、磨かせる」だけを日々の目標にしています。

――今、家族で過ごす時間の楽しみはありますか？

お休みの日に蕎麦屋の出前をとって、食べながら映画やアニメをみんなで見ること。

――すてきな時間ですね。最後に、今後の目標があれば教えてください。

漫画を描くことが今とても面白く、自分に合った表現方法だなと思うので、このまま楽しく長くずっと続けたいです。

■Twitter　＠tan_uk_ijiru