ホーム 動物&ペット > 「ウルウルおめめが可愛い!」雪の結晶でおめかししたエゾモモンガに反響、北海道に移住した写真家がマイナス20度で撮った世界

「ウルウルおめめが可愛い!」雪の結晶でおめかししたエゾモモンガに反響、北海道に移住した写真家がマイナス20度で撮った世界

2022-01-19 eltha

愛知から上富良野町へ移住、不安もあったが「不便どころか逆に便利!」

平井葉月さん撮影のキタキツネ(@hazuki.h.photography)

平井葉月さん撮影のキタキツネ(@hazuki.h.photography)

エゾリス

エゾリス

エゾフクロウ

エゾフクロウ

――平井さんは愛知から、そんな寒い北海道に移住されたそうですが。どんな経緯が?

 「もともと本州で風景写真の撮影に熱中したことがきっかけで、愛知県を中心に絶景を撮影していました。そんななか訪れた北海道で衝撃を受けたんです。どこを見ても絶景が広がり、その絶景の中で野生動物が生きている。日本であって日本ではない感覚にすっかり虜になってしまいました。2017年9月に初めて北海道を訪れて、2018年の12月には移住していました」

――実際に移住して、撮影活動やご自身の感性に影響は?

 「私の住む上富良野町は人口1万人あまりのとても小さな町で、車で10分も走れば畑が広がる、いわゆる田舎。でも、これが私からすると『10分で撮影場所に行ける立地』ということになります。今までは土日の休みしか撮影できませんでしたが、朝起きて窓の外を見て、霧が出ているから仕事の前に少し撮影に行こう。そんなぜい沢が許される生活になりました。そのお陰で、環境や天候に常にアンテナをはる癖がついて、自然に敏感になったように思います」

――コロナ禍もあり、田舎への移住に憧れる人が増えています。平井さんの場合、撮影活動以外の普段の暮らしで、移住して良かったこと、大変なことは?

 「私は愛知県名古屋市(人口約230万人)から北海道の上富良野町(人口約1万人)というところに引っ越しましたが、便利な場所での生活に慣れていたため、田舎で生活する不便さが想像できず初めはかなり不安でした。しかし、住んでみると不便どころか逆に便利! 郵便局も役場も家から5分だし、ネットで注文すれば田舎でもなんでも買うことができます」

――なるほど、考え方を変えれば、たしかにそうです!

 「はい。何よりも、朝起きて窓の外を見れば十勝岳連峰が鎮座し、高い建物がないので空はとても広い。夜になればコンビニから天の川が見えるし、家の駐車場をキタキツネがパトロールしていく。自然の一部のようなこの町での生活が大好きになりました。町にはファミレスもファーストフード店もないけれど、『なにもない』が私にはとても心地よく、動物や自然に敏感になって溶け込んでいく、そんな気がしています」

――では最後に、読者に伝えたいことがあればお願いします。

 「一度の人生、後悔したくないと移住した北海道で、薬剤師としてフルタイムで働く傍ら自然風景や野生動物を撮影しています。写真はSNSにアップしていますので、北海道のかわいいを見てもらえると嬉しいです」
■Instagram @hazuki.h.photography
■Twitter @Hazuki_hirai
■WEB
Facebook

関連リンク

あなたにおすすめの記事

おすすめコンテンツ


P R
お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ