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もふもふパラダイスを堪能する男の子とセント・バーナードの絆「赤ちゃんと仔犬同士、一緒に成長してきた仲なんです」

2021-10-03 eltha

セント・バーナードのドーンくんに体を預けもふもふする男の子(画像提供:@kishidog)

セント・バーナードのドーンくんに体を預けもふもふする男の子(画像提供:@kishidog)

 セント・バーナードに抱き着き、思いっきり”モフモフ”を堪能する男の子の動画がツイッターで話題になった。札幌のドッグカフェで撮影されたもので、動画の再生数は195万回越え。「(アルプスの少女ハイジに出てくる)ヨーゼフかと思った」「こんなふうに、思いっきりモフりたい」「見ていて幸せになりました」とたくさんの反響が集まった。セントバーナードは、昨年カフェの看板犬としてデビューしたドーンくん(1歳8ヵ月)。飼い主さん(@kishidog)に、投稿への反響や超大型犬との暮らしについて話を聞いた。

初の顔合わせは、お互い赤ちゃん同士「自然と絆ができた」

 札幌でドッグカフェを営む飼い主のキシイーヌさん(@kishidog)は、セント・バーナードの飼育を続けて34年。ドーンくんの世代は”4世代目”になるという。コロナが流行し始めた2020年1月に6匹の兄弟とともに生まれ、ツイッターに投稿される仔犬たちの賑やかなご飯タイムやお昼寝姿などの日常は、多くのユーザーの”癒し”にもなっていた。

「仔犬が7頭いたときは、ミルクを3時間おきに繰り返し作って与えるのが本当に大変でした。離乳期になると今度は自分たちで歩きまわって好きな場所に排便をするので、その監視と撤去処理でほとんど眠れない日々を過ごしました…。ペットシーツも1日に3回は交換、苦労して敷き終わっても直後に排尿されてしまうことがしばしば。開き直って自虐ツイートのネタにしていたのを思い出します(笑)」

 6頭の仔犬はセント・バーナードの飼育に慣れているご家庭のところにそれぞれ引き取られ、現在飼い主さんのもとには、母犬のデイジーちゃんと息子のドーンくんがいる。ドーンくんはドッグカフェの看板犬として昨年デビューしたばかりだが、今回モフモフを堪能した男の子と出会った時はちょうどデビューしたばかりの時で、赤ちゃんと仔犬同士、一緒に成長してきた仲だという。

「ドーンは看板犬ではありますが、接客トレーニングをした犬をお客様の接待に使っているつもりは全くありません。実はこのお子さんとの関係は、今から1年半ほど前、まだ小さなパピーだったドーンと、まだ1人では歩けなかったお子さんが初顔合わせをしたのが始まりです。それから今に至るまで一緒に大きくなってきて、自然と絆ができて、今やこんなに仲良くスキンシップをしているんですよ、という現状をおさめた動画が今回話題となりました。この動画を見てくださったたくさんの方々に、犬と人間の絆を感じていただければうれしいです」

「犬と暮らすことの素晴らしさを知っていただきたいです」

 ドーンくんは一緒に生まれた兄弟犬のうち、ただ一頭、母犬の元に残した犬だからか「とても大らかに育っているようです」と飼い主さん。

「母犬に守られている安心感から、気持ちに余裕があるのかもしれません。ドッグランに訪れるお客さんの犬たちに対しても臆することなくフレンドリーに接しています。看板犬デビューしてから早1年半ほど経ち、再訪問してくださるお客さまの中にも、親友と呼べるとても仲良しの犬がたくさんできています」

 ドーンくんは、ドッグカフェにやってくる犬や人と、たくさんの絆で結ばれている。それはセント・バーナードの特性も関係しているのかもしれない。

「セント・バーナードは全ての犬種の中で『いちばん体重が重い犬種』とされる”超大型犬”です。成長すれば人間の大人と同じぐらいのサイズになり、歩くスピードや動作の緩慢さが人間の大人にとても近く、我々の生活ペースにとても合わせやすいところがあります。家では騒がずにノソノソと歩くか、黙って静かに寝ているだけですし、散歩の時も人間側が無理に速度を合わせて歩く必要もありません。”落ち着いた大人”がひとり家族に加わったと考えると、ちょうどいいかも知れませんね」

 飼い主さんはドーンくんの今後について「セント・バーナードらしい優しい性格を曲げてしまうことなく、ありのままに育つように配慮したい」と話し、ドッグカフェを訪れる人たちには”犬と人間の強い絆”を感じてほしいという。

「犬連れではないお客さんには、僕と看板犬たちとの関係を実際にご覧いただき、犬と暮らすことの素晴らしさを知っていただきたいです。また、犬連れでご来店する全てのお客さんには『犬と暮らしているからこそ得られる幸せ』をより多く感じていただき、その人たちが『犬と暮らす人生を選んで本当に良かった』としみじみ感じていただける、そんなお店を運営し続けていきたいです」

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