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致し方ない”スマホ育児”のきっかけは? 親の動作を真似て「初見でスクロールできていた」観察眼に驚き

2022-06-12 eltha

もっとも多かった子どものスマホ活用法は「YouTube や定額配信などの動画サイトを見せる」(60.1%)だった

もっとも多かった子どものスマホ活用法は「YouTube や定額配信などの動画サイトを見せる」(60.1%)だった

 電車やバス、静かにしてほしい場所で泣き止まない子ども。周囲の様子を気にしつつ「あと少しだから…」と、子どもにスマホを預けるママやパパに遭遇することは多いはず。”スマホ育児”という言葉は知育やしつけの面だけではなく「”スマホ”に育児をさせている」とネガティブな意味を含んで語られるようになった。どのようなきっかけで、スマホ育児が始まるのか?

未就学児のスマホ利用、1日トータルの利用時間は「15分未満」が4割

 親がどれだけあやしても泣き止まないのに、スマホで動画を見せるとなぜか落ち着き出す。「まだ赤ちゃんなのに、スマホなんて見せていいのかしら」と、ママやパパを非難するような声が聞こえてきたときには、居たたまれない気持ちに。

 eltha by ORICON NEWSでは、末子に未就学児がいる保護者252名にスマホ育児について意識調査を実施。「お子さんにスマホを使わせたことはありますか?」と問うと、「はい」が58.7%、「いいえ」が41.3%という結果だった。
 スマホを子どもに利用させたことがあると回答した人にその頻度を尋ねると、「毎日」が18.9%、「週に4〜6日」が14.9%、「週に1〜3回」が35.1%、「月に1〜3回」が17.6%、「それ以下」が13.5%。1日のトータルの利用時間は「15分未満」が43.9%の割合でもっとも多かった。次いで「15〜30分未満」が27.7%、「30〜1時間未満」が20.3%となっていて、約9割の保護者は短時間の利用で切り上げていることが分かった。 

「どうにも泣き止まない…」仕方のない場面で活用

 電車・バス・飛行機など公共交通機関での移動中、家事や下の子のお世話で手が離せないとき、外食中…スマホを利用させるシーンは様々だが、具体的にどのように活用しているのか?

 もっとも多かったのが「YouTube や定額配信などの動画サイトを見せる」60.1%。次いで「過去に撮った写真や動画をみせる」43.9%、「スマホゲームをさせる」31.8%、「写真や動画を撮る」31.1%、「知育アプリ」29.1%という結果だった。
 スマホに初めて触れた年齢は0歳が22.3%、1歳が20.3%、2歳が35.1%、3歳が14.2%で、4歳以降は数パーセント程度。親が触っている様子を見てスマホをほしがったり、上の子が見ていたら一緒に見るようになった、親の普段の行動をよく観察していて、初見で”拡大”や”スクロール”といったスマホ特有の動作ができてしまったというお子さんも。

・子どもが電車で騒ぐので、スマホでアンパンマンの動画を見せました(40代女性/大阪府)

・どうにも泣き止まない時にスマホアプリを見せたら喜んだことがきっかけです(30代女性/埼玉県)

・父親が知らないうちに見せていた(30代女性/北海道)

・親が使っているものを触りたがるため触らせました。よく見ているようで、最初からスクロールできていてびっくりしました(30代女性/埼玉県)

・家事をしたいけど、その場から離れると泣き出したりするので、気を紛らわすためにスマホを見せました(30代女性/長野県)

 「スマホ育児」という言葉はネガティブに語られがちだが、子どもが使用することにそこまでネガティブになる必要性はなく、最終的には”使い方次第”である部分が大きいのではないか。子どもの目を守る方法、使用時間やルールなど、保護者間でしっかり話し合う機会を持つことが大事になる。

「eltha by ORICON NEWS」

調査対象:OMR会員 20〜60代男女
サンプル数:「子どもがいる」との回答者 1000名(うち、本記事対象:末子が未就学児の保護者252名)
調査期間:2021年12月7日(火)〜12月13日(月)
調査手法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
リンク:https://omr.oricon.co.jp/?cat_id=omr-eltha
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