心臓バクバク、まさか子どもが飛び出してくるなんて…危険な行動に「他人事ではないと強く思いました」
2022-08-06 eltha

男の子が飛び出し急ブレーキを踏んだ時の反応「ヤバい」という表情で去っていったという
「自分の身に起きてあらためて他人事ではないんだなと強く思いました」

あわてて急ブレーキを踏み、ぶつからずに済んだが心臓はバクバク。交差点で徐行運転していたことが幸いした。その男の子は運転席で震える串子さんの顔を見て「ヤバい!」という表情で、逃げるように去っていってしまった。串子さんは完全に憶測になってしまうが「車と車の間を走り抜けたかったのではないか」「子育てをするなかで度々出くわす”悪いことだとは分かっているのにイタズラをしている時のような顔”に見えてしまった」という。さらに後部座席に乗っていた当時5年生だった娘さんから衝撃の事実が。「飛び出してきた子は同じクラスの子だよ」と言われ、5年生でもこんなに危ない飛び出し方をするのかと驚いたという。
ーー実際に子どもの飛び出しに串子さんが遭遇されたとき、ヒヤリとしたかと思います。当時どのような気持ちだったか、あらためてお聞かせいただけますでしょうか?
「テレビの衝撃映像などで見るような出来事が実際に自分の身に起きてあらためて他人事ではないんだなと強く思いました」
ーーこの体験談を漫画に描こうと思った理由についてお聞かせください。
「私の投稿を読んでくださる方はお子さんがいらっしゃる方が多いので、投稿時期は入学前にして(2020年03月)、新1年生になる子どもがいる親御さんを含め漫画を通して自分の子どもと飛び出しについて考える機会を持っていただきたいと思って描きました」
ーーこれを契機に、車にドライブレコーダーを取り付けられたそうですね。実際に少しでも回避をするために、ドライバー側としてはどのような心づもりが必要だと思いましたか?
「子どもは予想外の行動をします。学校の友達と下校している様子を見ると楽しいのか周りが見えていない子も多いと感じるので、可能な限りいつでもブレーキが踏める意識を持って車を運転しています。また、信号待ちで車がズラリと並んでいる横を通る際は車間から子どもが飛び出してくるかもしれないと毎回自分に言い聞かせながら運転しています」
家庭・学校での教育に加え、地域での声掛けも必要

「家庭ではよく通る道を親子で一緒に歩いて、危険な場所や行動を確認、エンジンのかかってない車の運転席に座らせてドライバーからはこう見えている、見えていない」という話をしたり、学校では交通安全教室の実施やクラス皆で危険行動の話し合いなどができる機会があればいいなと思っています」
ーー家でも学校でも、話し合える機会をいかに作れるかが大事?
「最近ハッとしたのは、娘の同級生がとても危ない行動を車道近くでしていたので学校に報告をしたときのことです。先生からは『こちらでも話をしますが、もしよろしければ見かけた際に本人に声掛けや指導をお願いします』とお返事を頂いて、無意識に『よその家の子どもに注意なんてできない…』と思っていたことに気づきました。現場を見ていない先生に注意してもらうより、その場にいる私が声を掛けるべきだったと反省しました。家庭・学校での教育に加え、地域での声掛けというのも必要だと知りました(これは地域によると思いますが)」
ーーブログでは、お子さんの学習奮闘記など実体験を発信されています。今後はどのようなことをユーザーに伝えていきたいですか?
「今も昔も子どもの悩みって尽きないと思うので、私の失敗談などを漫画にしたいと思っています。クスッと笑ってもらったり私と同じ失敗をせず最短で解決するための参考にしてもらえたら嬉しいなと思っています」
ブログ:https://yasugekkyu.blog.jp/