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転職を機に一緒に過ごすことが減った母へ 娘が贈る“おにぎり”と“お手紙”に「毎日アイデアがすごい」「次世代のおにぎり」

2022-09-28 eltha

 オリジナルのおにぎりを日々作り、そこに一言メッセージを添えて、母親に渡しているおにぎりお手紙さん(@onigiri_otegami)。転職をしたことによって、母親と休日が別々になり一緒に過ごす時間も減ってしまったのを機に、“おにぎり”と“お手紙”を作ることにしたという。Instagramに投稿される日々のおにぎりの写真には、「だんだんアート感が素敵なおにぎりになってますね!コンビニで売ってほしいです」「いつも色々な味のおにぎり楽しみに見てます」「とても素晴らしいアイデア」などと多くのコメントが寄せられている。おにぎりを通して親子の関係性に変化は起きたのか。おにぎりお手紙さんに話を聞いた。

一食で二度おいしい? おかずとごはんが合体したおにぎり ユニークなチャーハン風のおにぎりへの印象的な母の一言

おにぎりお手紙さんが作るおにぎりは、海老カツ、しゅうまい、もつ煮といったメインにもなるおかずとおにぎりがミックスされたとてもユニークなもので、「次世代のおにぎりですね」という声もある。

「私はもともとおかずがとても好きなので、夕食で好きなものを食べるのが幸せな時間です。全てを食べきれなかったとき、翌日の母のお弁当にお裾分けであげようと思ったんです。おにぎりなら余った食材でもなんでも合うと思い作り始め、色々とおかずを入れていった結果、今のようなおかずのたくさん入った形のおにぎりになりました(笑)」

転職をしたことで母親と休日が被らなくなってしまったこともあり、母へおにぎりとお手紙を添えるように。日々のおにぎりに対し、母親も喜びの反応を見せてくれているという。

「手紙を添えたのは、私の作ったおにぎりが冷蔵庫に入っているだけでは、母が気づかないと思い、そばにあったもので言葉を添えたのがきっかけでした。今では『今日のおにぎりはこんな味で美味しかった〜』とか『おかずにこれを買っておいたから食べてね〜』などと母親からLINEが来るようになり、日常会話が増えたことを嬉しく思います」

今まで作ったもののなかで、おにぎりお手紙さん自身がお気に入りのひとつは「スイスチャードのおにぎり」。ごま高菜、しらす、帆立、白胡麻の入ったごはんをスイスチャードの酢漬けで包んだもので、コロコロとした可愛らしい見た目も気に入っているポイントだ

「日持ちをするようにスイスチャードを酢漬けにして使いましたが、『ホタテも高菜としらすと相性が良い』と母も気に入ってくれました」

また、枝豆風味の緑色のカニカマを使ってチャーハン風のおにぎりを作り、そこに顔をつけてみた際の母親の反応はいまだに印象強く心に残っているという。

「翌日に母から『緑の野菜を抱えたおにぎりの妖精さんだね』とLINEが送られてきて、その言葉のセンスが面白いなと思い、職場で思わず笑ってしまいました(笑)」

母は尊敬できる人であり、人生の先輩…おにぎりとお手紙で「お互いを思いやることが増えた」

 おにぎりお手紙さんはおにぎりを作るうえで、母親や見ている方に少しでも面白いと思ってもらえるように見た目も楽しくすることにこだわりを持っている。そして、それと同じくらい大事にしている点がある。

「食材の相性が大切だと思っています。味だけではなく食べたときの食感も大切ですし、日々食べている料理のなかでも、思わぬところで面白い組み合わせが生まれることもあると思います。おにぎりの可能性は無限大です」
 日々おにぎりとお手紙を渡す母親の存在は、おにぎりお手紙さんのなかではとても大きく、「尊敬できる人であり、人生の先輩であり、友達のような存在でもあり、可愛らしい一人の女性である」と語る。

「正直なところ、母との関係性に大きな変化があったわけではありません。でも、やりとりを通して、話のきっかけやお互いを思いやることは増えたように感じます。お米がきれていたら土窯で母が炊いてくれていることもあって、そういった小さなやさしさが日々の感謝につながっていると思います。日々、他愛のない会話をして、美味しいものを美味しいと共有する。このおにぎりを通して、そんな穏やかな生活を過ごしていけたらと思います」
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