フリーランスに転身、YouTuberを経て見えてきた働き方「もっと自分軸で生きてもいいんじゃないか」
芸能界を順調に歩みながら、ふとよぎった「このままでいいのか」というモヤモヤ感。その正体は「自分軸or他人軸」という生き方にあったと彼女は振り返る。
「思えばスカウトされたときから、私はずっと他人軸で生きてきたと思うんです。でも芸能界では他人軸=ニーズに合わなければ仕事は得られないですから、それはそれで正解だったでしょうし、自分の好き嫌いで仕事を選んだことは一度もありませんでした。だけど自分が楽しまなければ、人を楽しませることはできない。もっと自分軸で生きてもいいんじゃないかと、ここ数年ずっと考えるようになっていました」
事務所を退社した2ヵ月半後にはYouTubeチャンネルを開設。もともとの多趣味ぶりを存分に発揮している。
「昔から趣味が仕事に繋がることは多かったんです。大好きなサッカーを追求していたらサッカー番組の司会の仕事が来たり、ガンダム好きを公言していたところ富野由悠季監督と対談させていただいたり。自分が本当に必要とされる仕事をいただけたときは、何物にも代えがたい喜びがありました」
フリーランスで芸能活動するようになった今は、さらに"求められる人材"であることを意識するようになったという。
「好奇心を忘れず、引き出しを増やし続けて『この人と仕事したら面白そうだ』というワクワク感を掻き立てる人間でいることが大事。それは会社員でも芸能人でも同じじゃないかなと思いますね」
ロコンドでは兼業も認められており、芸能活動は今後も続けていく意向だ。
「1つの仕事を突き詰める人生もカッコいいなと思うんです。だけど私には“枝分かれ”のほうが向いていました。モデルを一生懸命やっていたら女優や歌手のチャンスをいただいて、やがて司会業にも展開していって。時代の流れの早い今は特に、枝分かれのタイミングで柔軟に動けたほうが波にも乗りやすいですし、そういう意味では目標に固執しなかったのも悪いことじゃなかったのかなと思いますね」
(取材・文/児玉澄子)