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「NMN」で目指せ“マイナス10歳”肌、悩み別にアンチエイジングに効く成分を専門医が解説

2023-08-23 eltha

 年齢とともに現れる肌の老化…。20代では乾燥やくすみ、30代では細かなシワやたるみ、40代以降では肌トラブルがさらに複雑化してきます。それぞれの年代に適したアンチエイジングスキンケアを、表参道総合医療クリニックの田中聡院長が解説します。

 アンチエイジングには、年代ごとの肌の悩みに向き合い、適切なスキンケアアイテムを選ぶことが肝心です。また、普段の生活習慣も大きく影響するため、日常生活にも気を配りましょう。

肌の老化を促すNG行為5つ

・UVケアを怠る
・睡眠不足
・ストレス過多
・タバコやアルコールの過剰摂取
・偏った食生活

アンチエイジングに有効な成分

乾燥:ヒアルロン酸
シワ・たるみ:レチノール、コラーゲン
くすみ:ビタミンC、アルブチン
ハリ・弾力感の低下:セラミド、コンドロイチン
 また、特にアンチエイジングにおすすめケアとしてはNMNが挙げられます。

 NMNとは、「ニコチンアミドモノヌクレオチド」というビタミンB群の中に含まれており、ヒトや他の動物の体内、ブロッコリーやアボカドなどの食品にも存在しています。実はこのNMNは、器や組織の修復において大きな役割を担っており、最近の美容医療で注目されている成分です。

 体内にあるNMNは、加齢とともに減少し、老化に繋がります。そのため、点滴やサプリメント、食品からNMNを取り入れることで長寿遺伝子の活性化で身体機能が改善し、「老化防止」「肌質改善」「病気や身体機能の改善」といった大きく3つの効果が期待できます。ただし、点滴やサプリメントと比較すると、食品に含まれるNMNは少量のため、点滴やサプリメントから取り入れる方が効果的です。

1. アンチエイジング・老化の防止
老化の原因である遺伝子を減少させて、運動機能を向上させる効果が期待できます。呼吸器機能も向上する効果があるため、睡眠の質が向上し、集中力のアップにつながります。
・集中力の向上
・認知症の改善
・熟睡ができるようになる
・体力の回復が早くなる
・運動の持続力の向上

2. 肌質の改善
新陳代謝が活性化することにより、加齢による肌のトラブルを回復する効果が期待できます。
・キメ細かい、ハリのある肌に改善
・しみの改善
・しわの改善
・たるみの改善
・肌の潤いがアップ

3. 病気・身体機能の向上
新陳代謝や身体の修復機能が改善され、免疫力がアップすることで下記の疾患予防や機能障害の回復、改善に期待できます。
・神経疾患
・眼疾患
・肥満や糖尿病の生活習慣病
・動脈硬化や心筋疾患などの心血疾患
・身体の修復機能の向上
 アンチエイジング対策のコツは、自分の年代や肌悩みに沿ったスキンケアアイテムを選び、日常生活でも健康的な習慣を意識すること。この記事を参考に、理想的なスキンケアルーティンを整えて“マイナス10歳肌”を手に入れましょう!
表参道総合医療クリニック・田中聡院長

監修者 表参道総合医療クリニック・田中聡院長

大阪医科大学医学部を卒業後、脳神経外科、脊椎外科に関わり様々な経験を重ね、今春、表参道総合医療クリニックを独立開業。整形外科・脳神経外科・腫瘍内科と幅広く対応しながら、腰痛の日帰り手術、再生医療やがんの先端医療、アンチエイジングにも取り組んでいる。

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