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保湿に欠かせない「ミスト化粧水」、吹きかけると”乾燥”を感じることも…賢い使い方をスキンケアのプロに聞いた

2023-11-03 eltha

 肌の状態が変化しやすい時期、「敏感肌」「乾燥肌」で悩んでいる人にとって、スキンケアをどのように行うか悩む人も多いのでは。そこで上手に活用したいのが「ミスト化粧水」です。スキンケアまでのつなぎとして、化粧直しやリフレッシュとして、様々な使い方があります。使い方のポイントを専門家に聞きました。

のどが渇いた時も吹きかける目安となる”肌が乾いている合図”

うるおい成分が配合されたものを選べば、ハンドプレスは不要

うるおい成分が配合されたものを選べば、ハンドプレスは不要

 「ミスト化粧水」とは微細な霧状の化粧水のこと。通常の化粧水のように、コットンや手に取る必要がなく、肌にサッと直接吹きかけるだけで気軽に使えるアイテムです。様々な使い方があり、通常のスキンケアと併用することで時短になったり、日中の化粧直しにも役立ちます。

 全国約1240店の「CPサロン」を手掛けるCPコスメティクスの中嶋愛さんは「保湿成分が配合されているミストは、いつのタイミングでも、何回でも使ってOK」と話します。

【基本の使い方】
(1)肌から15〜20cmほど離し、吹きかけます
※顔に使用する際は、目や口を閉じ、2〜3プッシュスプレーします
(2)適量を吹きかけたら、優しくなじませます

「化粧水ミストを使うのは、肌の乾きを感じた時はもちろん、喉が渇いた時を目安にするのも良いです。夏も冬も飲みもので体の内側を潤す→全身はミストで潤すうるおすイメージです。アイテムによっては、吹きかけたときにミストが肌の上に残った感じがあり、乾燥を招いてしまう可能性が。ハンドプレスでなじませる必要があります。逆にヒアルロン酸、アミノ酸、セラミドなど、肌が元々もっているうるおい成分が配合されているものを選ぶと吹きかけるだけで肌になじむので、ハンドプレスは不要となります」

 その他にも、様々な使い方があります。

(1)導入化粧水として:細かいミストが肌に浸透することで、角質層のうるおいを高めます。後から使う化粧水や美容液の浸透をうながします。ミスト化粧水に含まれる美容成分が肌に残り、保湿効果や美白効果などを持続させます。

(2)肌の乾燥ケアとして:乾燥した空気や冷暖房の影響を受けやすい肌を瞬時にうるおします。ミストが細かく、化粧をした状態の肌にも吹きかけられます。会社のデスクに1本置いておくことで、外出先でも気軽に乾燥ケアが行えます。

(3)化粧直しをするとき:メイクが崩れたり、乾燥したりした肌に吹きかけることで、メイクの仕上がりを整えます。うるおい成分が中心となるものを選ぶと、メイク直しとの相性がよいです。

(4)お風呂上がりの保湿ケアとして:お風呂上りの肌に吹きかけることで、お風呂上がりに失われやすい水分を補います。小さいお子さんがいる場合、お風呂上りなどに行う自分のスキンケアは後回しになりがちですが、ミスト化粧水を全身にシュッとひと吹きしておけば、肌の乾燥を防いでくれるでしょう。お子さんにもおすすめです。

ミスト化粧水を使った”時短”メイク直し

 「ミスト化粧水」には様々な種類があり、化粧の仕上げに使用する“メイクキープミスト”というアイテムもあります。化粧をした肌の上からでも使用OKとされていますが、実際にメイクが崩れてしまったとき、「上手く仕上げることができない」という声も聞きます。

【ミスト化粧水を使ったメイク直しの方法】
(1)化粧した顔の上からミスト化粧水を軽く吹きかける
(2)気になる部分をティッシュやスポンジで優しくおさえ、ファンデーションや皮脂を取る
(3)少量の化粧下地(コンシーラー)を気になる部分になじませていく
(4)ベタつきがなくなったら、コンシーラーやファンデーションで整える

「簡単にお直しする場合には、色ムラがあるところ、Tゾーンなど、気になるところにパウダーファンデーション、パウダーをつけ、最後にミストをすると粉っぽさがなくなじみます。手順を重ねられる場合は、最初にミストで肌をほぐしてから、化粧水でふき取り、美容液や乳液で整えて、ファンデーション+コンシーラー+パウダーで直すのが理想です」

 乾燥ケア、化粧直し、リフレッシュなど様々な使い方で重宝されている「ミスト化粧水」。乾燥を感じる前に吹きかけることで、肌の水分を保つことができます。いつでもどこでも、保湿ケアのマストアイテムとして使いたいですね。
(株)CPコスメティクス 教育部 中嶋愛

監修者 (株)CPコスメティクス 教育部 中嶋愛

(株)CPコスメティクスは1979年に創業した化粧品会社。全国約1240店のCPサロンでCP化粧品を取り扱う。教育部では、CP化粧品にまつわる商品研修や美容に関する研修、テキスト制作などに従事。

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