保湿ケアしているのに、結局「乾燥肌」に…冬のスキンケア、最適解は?
2023-12-05 eltha
どのように「バリア機能」は低下する?
その他にも、寒さにより血流が低下し、皮脂の分泌が少なくなることで生じる乾燥、エアコンやお風呂上りの乾燥、ストレスによる乾燥など、様々な場面で生じやすくなると言えます。
ここで注目したいのが「バリア機能」というキーワードです。エアコンの風が直接肌に当たったり、睡眠不足や暴飲暴食など、生活リズムが乱れたり、お風呂後のケアを怠ったりすると、肌の「バリア機能」にダメージを与え、さらに乾燥しやすくなる悪循環となるのですが、その 「バリア機能」のメカニズムはいかなるものなのでしょうか。
内田さんは「 『バリア機能』が整った状態というのは、水分を含んだ角質層が『細胞間脂質』という天然の油分でしっかり密着して、その上を厚さ0.5ミクロンの薄い皮脂膜が覆い、潤いを保持しやすい状態のことをいいます。 いくらスキンケアで水分を与えても、油分の膜をつくっても、『細胞間脂質』で角質層をぴたっと密着させなければ、角質層はすぐに隙間だらけに。乾燥しやすく、外的刺激の影響も受けやすくなってしまいます」と話します。
やみくもに保湿することでなく、肌が必要としている成分を与える
「バリア機能」を整えて冬の乾燥を防ぐためには、「細胞間脂質」を補うためのスキンケアが必要です。
「スキンケアアイテムは、セラミドが配合された化粧品を選びましょう。冬の肌トラブルをケアするために必要なのは、やみくもに保湿をすることではなく、肌が必要としている成分を与えて、肌自身の『バリア機能』を整えてあげることです。 深刻な冬のダメージを防ぐことは、花粉などの外的刺激が増えて肌が不安定になりがちな春への備えにもなります」
監修者 内田智子
敏感肌用スキンケア「肌〇(はだまる)」を製造・販売する株式会社アイ・ドット・クオリティにて、EC事業部/広報部を兼任
〈所有資格〉
日本化粧品検定1級
日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ
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