――とくに梅雨時期の気圧変化で頭痛が出た場合、病院へ行くべきか、市販の頭痛薬で済ませるべきか、どう判断したらいいのでしょう。
「飲み慣れている痛み止めがあれば、我慢せずになるべく早めに服用してください。ただ、普段より痛みの程度が強かったり、頭痛以外にも吐き気や痛みなど付随症状がある場合は、医療機関で相談したほうがいいと思います。天気が悪い日や外出がつらいときは、オンラインでも保険診療で頭痛薬などの処方が可能です。また、片頭痛の場合は前兆発作といって、これから頭痛が来そうだと感じられる方もいます。そういう方には前兆の段階で止めるお薬があるので、医療機関で聞いてみてください」
――緊張型頭痛は、デスクワークなどで肩こりを感じている方に多いとのこと。薬が手元にないとき、オフィス内でできる対処法はありますか?
「猫背が一番よくないので、真逆の姿勢をとったり、肩をほぐすストレッチを定期的に行うといいでしょう。また、気圧の変化を受けると、自律神経が過敏になって諸々の不快な症状が現れやすくなります。自律神経を自発的にコントロールするには、深呼吸も有効と言われています」
――なるほど。
「梅雨時期は湿度が高いためのどの渇きを感じにくく、また除湿がよく効いた部屋にいると、意外にも身体は脱水状態になることも。脱水状態で気圧の変化にさらされると体調不良を起こしやすくなるので、こまめな水分補給も大切です。とくに女性は、夕方から何も飲み食いせずに寝てしまうなど、食事を摂らない時間が長く、脱水症状を起こしやすいライフスタイルの方が多いので注意が必要。ミネラル分も一緒に摂れる経口補水液を上手に利用するといいと思います」
――日頃からどのような体調管理に気をつければいいのでしょう?
「睡眠と起床のリズムをしっかり作り、食事管理をして、規則正しい生活を送ることです。休息をしっかり取って、過度に疲れをためないことも大切。また、運動は血圧や自律神経を意図的にコントロールできることに繋がるので、日常的に軽い運動をしておくこともお薦めします。先にも言ったとおり、現代のオフィスワーカーやお子さんは環境変化に弱くなっているので、自然の中で体を環境変化にならす機会を作ることも大切です。天気の変化に左右されないくらい、刺激のあるライフスタイルを送っていただけたらと思います」
■クリニックフォア(内科)
(文:河上いつ子)
「飲み慣れている痛み止めがあれば、我慢せずになるべく早めに服用してください。ただ、普段より痛みの程度が強かったり、頭痛以外にも吐き気や痛みなど付随症状がある場合は、医療機関で相談したほうがいいと思います。天気が悪い日や外出がつらいときは、オンラインでも保険診療で頭痛薬などの処方が可能です。また、片頭痛の場合は前兆発作といって、これから頭痛が来そうだと感じられる方もいます。そういう方には前兆の段階で止めるお薬があるので、医療機関で聞いてみてください」
――緊張型頭痛は、デスクワークなどで肩こりを感じている方に多いとのこと。薬が手元にないとき、オフィス内でできる対処法はありますか?
「猫背が一番よくないので、真逆の姿勢をとったり、肩をほぐすストレッチを定期的に行うといいでしょう。また、気圧の変化を受けると、自律神経が過敏になって諸々の不快な症状が現れやすくなります。自律神経を自発的にコントロールするには、深呼吸も有効と言われています」
――なるほど。
「梅雨時期は湿度が高いためのどの渇きを感じにくく、また除湿がよく効いた部屋にいると、意外にも身体は脱水状態になることも。脱水状態で気圧の変化にさらされると体調不良を起こしやすくなるので、こまめな水分補給も大切です。とくに女性は、夕方から何も飲み食いせずに寝てしまうなど、食事を摂らない時間が長く、脱水症状を起こしやすいライフスタイルの方が多いので注意が必要。ミネラル分も一緒に摂れる経口補水液を上手に利用するといいと思います」
――日頃からどのような体調管理に気をつければいいのでしょう?
「睡眠と起床のリズムをしっかり作り、食事管理をして、規則正しい生活を送ることです。休息をしっかり取って、過度に疲れをためないことも大切。また、運動は血圧や自律神経を意図的にコントロールできることに繋がるので、日常的に軽い運動をしておくこともお薦めします。先にも言ったとおり、現代のオフィスワーカーやお子さんは環境変化に弱くなっているので、自然の中で体を環境変化にならす機会を作ることも大切です。天気の変化に左右されないくらい、刺激のあるライフスタイルを送っていただけたらと思います」
■クリニックフォア(内科)
(文:河上いつ子)