フリーアナウンサーとしてさまざまな番組で活躍しながら、プライベートでは2児の母として子育て中の高島彩さん。初めての子育てエッセー『彩育 −伝える、変わる。−』(KADOKAWA)も手がけた彼女にインタビュー。仕事に対する変化や育児と仕事の両立、上手な切り替え方などのほか、自身で「大雑把」だと語る意外な素顔についても語っていただきました。
【Brilliant Woman】高島彩、育児があるから仕事も本気に
2016-12-23 eltha
育児と仕事の“高島流”切り替え方
――育児から仕事モードへの切り替えはどうやって行っているんですか?
【高島彩、以下、高島】あまり意識したことはないのですが、ヒールを履くと仕事モードのスイッチが入る気がしますね。背筋が伸びて姿勢が変わると、気持ちまでシャンとするんです。子育てをする前は、その日の気分で好きな靴を履いていましたが、子どもが生まれてからはペタンコ靴を履くことが多いので、ちょっとしたお出かけや、お呼ばれの時などは、ヒールを履いて、「女性」としてのスイッチを入れるようにしています。忘れてしまわないように(笑)。
【高島彩、以下、高島】あまり意識したことはないのですが、ヒールを履くと仕事モードのスイッチが入る気がしますね。背筋が伸びて姿勢が変わると、気持ちまでシャンとするんです。子育てをする前は、その日の気分で好きな靴を履いていましたが、子どもが生まれてからはペタンコ靴を履くことが多いので、ちょっとしたお出かけや、お呼ばれの時などは、ヒールを履いて、「女性」としてのスイッチを入れるようにしています。忘れてしまわないように(笑)。
【高島】2歳になると、1日のうちの半分ぐらい「なあに?」と長女に聞かれるようになりました。彼女も好奇心が出てきて色々聞きたいのだから、それにできるだけ応えられるようにしたいけれど、ずっと聞かれ続けるとこちらも飽きちゃいそうになって…。そうならないために、突然、クイズ番組のように「問題です! ジャジャンッ!」と、声色を変えて本気モードで出題したり、紙に「1:◯◯◯、2:△△△」と書いて、「10秒以内に答えを選んでください」などと声をかけると、彼女も真剣にノッてくれるので、私も楽しむことができるんです(笑)。
――本当にゲームのようで楽しそうですね!
【高島】ゲームのようにするのは“育児だから”というわけではなく、もともと日常をゲームっぽく考えることが好きなんです。就職活動の時もロールプレイングゲームだと思ってやっていました。「ボスキャラまでどうやって辿りつくか…」と考えながら、フジテレビの面接を受けたり(笑)。こう考えてやってみると、あまり緊張しないんです。ゲームのようにリセットはできないですけどね。
「仕事と育児」両立していることが強みに
――育児が仕事に与えている良い影響はありますか?
【高島】この仕事が本当に好きです。でも、子育てをしながらの仕事は、どこかに罪悪感が付きまとうんですよね。家に子供を置いて、寂しい思いをさせている。そうまでしてやっている仕事なのだから、“Fun”という楽しさだけではなくて、やりがいや挑戦、没頭できることなども含めて楽しまなければ、という気持ちで仕事に向かっています。育児をしているからこそ、仕事により本気になれる、そんな気がしています。
【高島】この仕事が本当に好きです。でも、子育てをしながらの仕事は、どこかに罪悪感が付きまとうんですよね。家に子供を置いて、寂しい思いをさせている。そうまでしてやっている仕事なのだから、“Fun”という楽しさだけではなくて、やりがいや挑戦、没頭できることなども含めて楽しまなければ、という気持ちで仕事に向かっています。育児をしているからこそ、仕事により本気になれる、そんな気がしています。
【高島】とても単純なことですが、「家庭を第一に」と決めています。仕事って、大変だけれどやっぱり楽しいし、自分の力を発揮できる場所だから、やりがいがあるじゃないですか。だから、ひとつのルールがないと仕事に走りすぎるかも、って。なので、やりたい仕事があった時は主人に一つひとつ相談しています。お互いの仕事の忙しい時期が重なってしまうと、家庭が荒んでしまう可能性があるので、随時話し合うようにしていますね。
――ご家族できちんと話し合っているから両立がうまくできているんですね。高島さんは普段からストレスはたまらないタイプだとおっしゃっていましたが本当ですか?
【高島】ストレスはたまらないですね。そのぶん、主人はたまっているかもしれないですけど(苦笑)。子どもにも主人にも言いたいことはなんでも伝えるようにしています。そのぶん、表現方法やタイミングは気をつけるようにしますが、日に日に自分が強く逞しく図太くなっていくのを感じています(笑)。