■前回のあらすじ
材料費だけでアクセサリーを大量に作らせようとして幼稚園のママ友・冴子。それを断った途端、かなえは幼稚園内で悪口を言われるように…。実はプロのアクセサリー作家であるかなえは、自身の顧客までバカにされた気分になったときに、後ろから誰かに声をかけられ…!?
私の悪口を広げようとしていた冴子さん。その姿を見て怒りに震える私の後ろから声をかけてきたのは、同じ幼稚園のママ友真奈さんでした。
こうして私は材料だけの値段で安く私の手作りアクセサリーを買い、あげくに転売していたママ友と距離を置くことができました。
真奈さんのおかげもあって、私の悪い評判は直ぐに否定されました。冴子さんがほかでもいろいろとやらかしていたので、真奈さんの話を信じてくれたようです。
自分のスキルを無償で提供することはけっして悪いことばかりではありません。それによって世の中のニーズを知れたり、人との交流がうまくいく場合もあるでしょう。でも、タダで行う取引はトラブルも起こりやすく、だからこそ私も幼稚園ではナイショにしているつもりでした。今回つい自分口から出てしまった言葉によって巻き起こってしまった今回のトラブルにあらためてそのことを強く感じ、自分自身でも気を引き締めていこうと思っています。
ただ私自身がプロとしてお金をいただく立場でありながら、自分の作品を安く売ってしまったことは、自身の価値を下げるだけではなく、同業者の方にも失礼な行為だったと感じました。金額も大事ですが、何よりも私は自分の作品を大切に扱ってくれる人に提供していきたいと思っています。
今は自分の作品を愛してくれるファンのために一生懸命アクセサリーを作る毎日なので、とても充実しています!
※この漫画は実話を元に編集しています
(フィクション・スタジオ)