■前回のあらすじ
母に褒められることだけを考えて生きてきた朱音は、自分自身がどんな人間なのかがわからず、就活の面接で苦戦する。ようやく入社できた法律事務所で出会った夫と結婚し、朱音は自分の居場所を見つけられた気がしていたが…。
結婚をして、初めて母から開放されたように思いました。でも、今度は結衣を産んで母になると「子どもには自分と同じ過ちは犯してほしくない」というプレッシャーがのしかかってきたのです。
自分と紗枝の人生を比べると…何もかも紗枝のほうが優れている。そう思った私は…。
私は「なぜ母は紗枝にばかり甘かったのか」という長年の疑問を紗枝に投げかけました。しかし紗枝から戻ってきたのは「母からまだ解放されていない」という指摘でした。
紗枝の意見は、何一つ間違っていない。そう思うのだけれども、私はその言葉を受け入れることができませんでした。
いまだにテストの点数を隠そうとする結衣。どうしてもそんな行動をする結衣への怒りがこみ上げてしまい…。
※この漫画は実話を元に編集しています
(ウーマンエキサイト編集部)