わたしは、赤ちゃんポストで産まれた…。
産まれてすぐ赤ちゃんポストに預けられたみかんさん。シミ姉ちゃんが施設からいなくなること、そのために自分に嫌われようとしていることを知り、ある行動に出る…!?
赤ちゃんポストに預けられた後の人生を、当事者である現在高校生のみかんさんが漫画化。自らの実体験を知ってもらうことで、望まない妊娠や子どもの社会問題を世の中に伝えたい。少しでも出産する母親や赤ちゃんにとってやさしい世界になってほしい…。そんなみかんさんの願いが伝わってくる物語。赤ちゃんポストの現状や存在意義、養護施設や里親制度などで子どもたちが直面するトラブルについても考えさせられる…!
※この作品は、実体験を漫画化した作者みかんさんの許可を得た上で掲載しています
■前回のあらすじ
シミ姉ちゃんがお母さんの下に帰ることになり、みかんに寂しい思いをさせないために冷たい態度を取っていたのだと知ったみかん。シミ姉ちゃんの自分への深い思いが伝わり、悔しさと悲しさで涙するのでした。
■この方法は…?


■シミ姉ちゃん、待って!



「一緒におやつ食べよ」
それはかつてシミ姉ちゃんが、泣いてばかりいたみかんさんを温かく迎え入れてくれたときと同じやり取り。
きっとシミ姉ちゃんなら覚えてくれているはず。
しかし、シミ姉ちゃんは「はなしてよ!」と言い出して…!?
(みかん)