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ネット依存の兄がもたらした家族崩壊…私に出来る事はなかったのか?【ネットに毒され過ぎた兄の末路 Vol.49】

■前回のあらすじ
父親からは大学を辞めさせられ、一人暮らしのマンションからも出ていくように伝えられた栗太。憧れていた宝社長の本性がわかり、ようやく騙されていたことを理解するのでした。すべてを失った栗太は両親に電話をかけるも、父親からは切り捨てられ、母親には電話がつながらず…。すがる思いで電話をした妹・くるみからも「もう遅い」と告げられるのでした。兄・栗太の電話から1ヶ月経ち、家族の現状を振り返る妹・くるみ。母親は回復したけれど、兄の話を口にしてはいけない空気が漂い、一方栗太を許そうとしない父親。人生を後悔する栗太からメッセージを読みながら、幼少期の兄との思い出を振り返り…


■優しい兄の笑顔が浮かぶ…



■私に出来る事はなかったのか…

兄の優しさを思い出し、涙がとめどなくあふれる妹・くるみ。家族の言葉を聞かなかった兄にも問題はあったけれど、それでも妹として兄のためにできることはなかったのかと、もっと早く兄の心の弱さに気づいてあげられなかったのか、家族がバラバラにならないように自分に出来る事はなかったのか…いまさらどうしようもないことを考えてしまうのでした。


(土井真希)

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