ある日、朝起きると頭痛がひどく、吐き気もして立つことすらできない。しかし、2児の母である妻が不調を訴えても、夫は真剣に取り合わず心配もしてくれなくて…。産後2ヶ月の妻を襲った重い病気。夫は妻を支え、家族を守ることができるのだろうか?
このお話は私自身が30代の時の実体験になります。
身バレ防止のため、家族構成などについてはフィクションを多少加えていますが、
病気の症状・その後の診断・入院状況・回復経過などはノンフィクションです。
医師からもらった診断書や当時の記憶、家族のはなしを思い返して描いています。
一言一句同じと言うことはありませんが、ほぼほぼそのようなことを
言われました。
「脳静脈洞血栓症」という病名も間違いありません。
ただ、約20年ほど前の話ですので現在の治療方法とは異なるかもしれませんが…。
このお話に関しては、作り話や他人の話をまた聞きしたものではないということはお伝えしておきます。
■起きなきゃ…■今朝に限って立てないなんて!■お弁当を作らなきゃ…朝起きると、なぜかフラフラ…。顔色も悪い。
私はなんとか起き上がりますが立っていられず、吐きそうになってしまいます。
「なんで今朝に限って?」天を仰ぐ私。
今日は月に一度の幼稚園、お弁当の日で、お弁当を作らなければならないのです。
なんとか体を奮い立たせようとする私でしたが、次女の泣き声を聞いて絶望。いつもより早い時間に起きてしまったら、お弁当が作れない…!
果たしてお弁当は間に合う…!?
本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
(紙屋束実)