※このお話は作者シカさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■これまでのあらすじ
幼い頃は何でも話せた母親でしたが、次第に母が望むことと自分がやりたいことの違いに違和感を覚えるようになる娘。娘の恋人が女性であること知った母は、別れるよう強要します。さらには娘の服を捨てたり、娘の学校生活までコントロールしたりするように…。大学入学をきっかけに家を出る、と告げる娘の行動を母は責め立てます。それでも娘は、母の反対を押し切って新たな生活をスタートさせるのでした。
■母と離れたはずなのに…


■母から届くもの
■知りたくもない
家から出て母と物理的に距離を取った娘。しかし母に壊された初恋の傷のせいで、新たな恋愛を楽しめなくなっていました。
そんななか母からは食料品とともに、たまに手紙が送られてきますが、まるで母の気持ちを振り切るように、母からの手紙を捨ててしまうのでした。
(シカ)