※このお話は作者マルコさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
義実家との関係性に悩み、義父と揉めた主人公・さゆは、付き合いを極力少なくすることに。幼馴染のかおりと夫との関係を怪しんだ妻は、離婚を宣言し実家へ。数ヶ月が経ち、亡くなった義父の遺言状には妻が遺産相続人の1人であることが書かれていました。相続放棄すると告げた妻は、のちに義姉から援助金500万円の返金を求められ、離婚を保留・そして相続放棄を取り下げます。遺産分割協議で妻と自分が同じ金額であることに納得のいかない義姉。しかしそれは、自分に何かあったときに頼りになるのは妻だけだという義父の思いからでした。さらに遺言状には、500万円について、10年離婚しないことを条件に、返金しなくて良いという旨が書かれていたのです。
■夫は簡単なことだと笑うが…
■コレって離婚すべき…?
妻との離婚をもともと望んでいない夫は簡単なことだと笑いますが、一度は離婚を決意した妻にとって、10年という月日は長く、簡単に首を縦に振ることはできません。
お金で離婚するかしないか決めるのかと義母・義姉から野次が飛び交うなか、妻は悩んでいました。
義父がいない以上、義実家での集まりは今後もないし、夫とかおりの関係も正直あやふや…。娘のことを考えたら、再構築を考えた方がいいのか…?
(マルコ)