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油汚れが簡単に落ちる! 肌に優しい「パスタのゆで汁」活用法

今日は家パスタ。オリーブオイルをしっかり使って、おいしくつくったソースを、いままさにゆであがったパスタにたっぷりからめましょう。

ちょっと待った! そのパスタのゆで汁、捨てないで!!

テーブルの上に置かれたパスタ

(c)william87 - Fotolia.com



そのゆで汁、手肌にも環境にも優しい、とっても役に立つ“魔法のお湯”なのです。捨てちゃうなんてもったいない! パスタを食べ終わるまで、ぜひ、取っておいてくださいね。

■ 実は優秀!パスタのゆで汁
油っぽい食事の後、皿洗いをしていて、ふと思うことはありませんか?

「こんなに洗剤を使ったら、環境にも手肌にも悪いんじゃない?」そんなふうに、ちょっとした罪悪感にさいなまれることがある方には、ぜひ試してみてほしい裏ワザが。

それは、「パスタのゆで汁でのお皿洗い」! 実はパスタのゆで汁は、かなり優秀な“洗剤”なんです。

■ 使い方はカンタン!
1. パスタがゆであがったら、ゆで汁を捨てずに食べ終わるまで取っておく
2. パスタを食べ終わったら、その皿にゆで汁をお玉などですくいかけて軽く汚れを流す
3. スポンジにゆで汁をつけて、皿をくるくるっとなでる
4. サッと水ですすげば皿はピカピカ!

■ どうして油が落ちるの?
パスタの原材料は小麦粉。小麦粉がゆでられると、お湯の中にはデンプンとタンパク質が多く溶けだします。

このデンプン+タンパク質+水分のトリオが、油と結びついて“乳化”という現象を起こすのです。

“乳化”は、台所用洗剤など界面活性剤が、油を落とす原理と同じ。皿に付着した油はあっという間に膜に包みこまれて、皿から浮き上がり、水で簡単に流れ落ちてしまうのです。

そしてこの現象は、パスタよりはやや弱いですが、うどんやそばのゆで汁でも起こります。

きつねうどんやたぬきそばをつくって食べたら、そのときにもぜひ、ゆで汁洗いを試してみてください。

■ 上手な使い方
パスタなどの麺ものは、ゆで上がった瞬間にお湯から上げたいもの。ですから、ゆで汁を残すために、その都度湯の中から麺を拾いあげるようなことをして時間をかけたくはありません。

しかし、洗い物に使うゆで汁の量は皿1あたりお玉3〜4杯といったところ。そんなにたくさんの量は使わないのです。

そんなときは流しの中にボールを置き、その上にひとまわり大きめな水切りザルを重ね、そこへ一気に鍋の中身をあければOK! ボール一杯のゆで汁は確保でき、麺も一気にお湯から上げることができます。

そして皿を洗うときには、ボールにスポンジをジャブッとつけてこするだけ。流すときは、洗剤と違ってしっかりと水をかけてこすらなくても、ケミカルなものは皿にも手肌にも残りません。

パスタやうどんのたびに毎回実践していれば、水道代も多少の節約になります。



■ ムリせずやろう“ときどきロハス”
たまには洗剤をお休みして、手肌と環境と水道代をいたわってみませんか? 

毎日エコを考えるのはちょっぴりハードルが高いと思っている人にも、実践しやすい簡単ゆで汁活用法。ぜひ試してみてください!
 
 

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