塩分がポイント ワインとチーズのおいしい合わせ方
2014-11-23 11:10 eltha
◆チーズの塩分でワインを合わせる
世界に数百もの種類が存在するチーズ。さまざまな料理や食材との相性が良いことから“クロス販売の王様”とも評されているようだが、その中でもチーズとワインは、お互いがその奥深さを引き出し合う、まさにゴールデンコンビと言える。
いろんな品種があるもの同士、組み合わせは無限に広がっているが、ポイントのひとつとして「塩分で合わせるのが一番簡単だと思います」と村山さん。例えば、赤ワインの場合、フルボディには塩気の強いチーズがオススメ。「チーズの塩気が、渋みや苦味から甘さを引っ張って来てくれる」んだとか。また、ライトボディには、パンやビスケットがなくてもそのまま食べられるような、塩を控えたやさしい味わいのチーズがピッタリだと言う。
◆ラベルを見ながら独自の“味のものさし”作りを
解禁したてのボジョレー・ヌーヴォーには、「香りの強いものより、せっかくのさわやかさを消さないチーズを。アメリカのコルビージャックなどは合うと思いますね」。今年は、「果実味豊かな味わい」と評されているが、クセのないマイルドなチーズを合わせることで、より新酒ならではの清涼感を楽しむことができそう。
「極端に塩気の強いものでなければ、それほどチーズを選びません」と、あまり知識がなくてもトライしやすそうなのが白ワイン。さわやかな白には、ヤギ乳など、酸味のあるチーズを。コクのある白には、硬さや味に深みのあるチーズを組み合わせるとバランスが良いんだとか。
「ワインとチーズの産地を合わせると良いっていいますけど、3つチーズがあった時にボトル3本開けるのは厳しい(笑)。塩分であれば楽なので、“味のものさし”を作るように、ワインのラベルを見ながら、いろいろ合わせてみると楽しいと思いますよ」。
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