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梅雨の雨靴、ロングブーツ人気減〜雨天の足元は種類豊富に

2015-07-02 10:27 eltha

 2000年代後半に流行し、雨の日のオシャレとして定着していたレインブーツだが、ここ数年、梅雨時はロングブーツタイプを履く女性が少なくなっている。ファッショントレンドの影響のほか、1日中降り続く日が少ないことも要因にあると見られ、かわりにブーツ以外の“レインシューズ”も台頭。雨の日の女性の足元は、バリエーションが広がっている。

西武渋谷店によると、会社員の女性にはパンプスタイプのレインシューズも人気だという(ヨークテラス・税抜1万円) (C)oricon ME inc.

西武渋谷店によると、会社員の女性にはパンプスタイプのレインシューズも人気だという(ヨークテラス・税抜1万円) (C)oricon ME inc.

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 「近年はブーツタイプならミドルが人気ですが、流行のスリッポンタイプや、スーツにも合わせやすいパンプスタイプも人気です」と語るのは、多種多様な雨靴を揃えている西武渋谷店婦人雑貨部販売リーダーでシューフィッターの資格も持つ三好裕士さん。近年もっともレインブーツが売れたのは、関東に大雪が降った2013年と2014年の冬。少雨だった2014年梅雨シーズンは売れ行きが落ち込んだものの、デザイン性のあるサイドゴアブーツやブーティなどのショートタイプが流行した。

 今年の梅雨シーズンは「レインブーツに限っていうと前年比60%」だが「合成革やラバー素材に防水テープを施したような、晴雨兼用のシューズが前年比130%と人気」だという。定番ブランドの人気が根強いと言うAmazon.co.jpも、今年の動きについては「どのブランドもサイドゴアタイプのレインブーツを多く取り揃え、動きもある」と語る。

 ひと昔前の梅雨といえば1日中雨がしとしと降り続いていることが多かったが、今年は数十分から数時間の間集中的かつ大量に降り、その後は曇りになったり晴天になったりすることが多い。気象庁のデータによると、今年に入り東京で1日中雨が降り続いていた日は4月7日のみ。1時間あたりの降水量が20 mm以上30mm未満の「強い雨」の日は7日間、30mm以上〜50mm未満の「激しい雨」は5日間あったものの、一時的な大雨や、途中で雨が止んで曇りや晴天になっている。

 朝雨が降っていても帰る頃には止んでいる事が多いため、「晴れているのにレインブーツを履いているのは恥ずかしい」「途中で晴れて暑くなるとブーツの中が蒸れる」といった声も聞かれる。ファッショントレンドの変化もあるが、“雨の降り方の変化”や“降っていない時の実用性”を考えた上で、アイテム選びをしている女性も多そうだ。



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