【Brilliant Woman】犬山紙子さんが語る恋愛、結婚、仕事のコト
2015-11-13 eltha
コラムニストとして、またコメンテーターとしても大活躍中の犬山紙子さんが、新刊『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)をリリース。elthaでは女性の生態に詳しい犬山さんに、“イイ女”になるための心得や恋愛術はもちろん、新婚生活や仕事のことまで根掘り葉掘り伺いました!
ダメな女は、愛情表現が足りない!?
――犬山さんといえば、デビュー作の『負け美女』(マガジンハウス/2011年10月13日発売)をはじめ、女性の生態にまつわる作品が多いので、日々たくさんの女性と出会っていると思います。そんな犬山さんが思う“イイ女”のポイントって?
【犬山紙子】 私の個人的な意見ですけど、自分を冷静に客観視できている人にはイイ女が多いですね。思い上がることなく、だからといって卑下しすぎることもなく、自分の良いところも悪いところも理解している人は賢いし、とてもスマートだなって思います。
――具体的に、犬山さんが「この人、イイ女だな」と思う女性はいますか?
【犬山】 いっぱいいます! たとえば最近では、現代アーティストのスプツニ子!さん。綺麗でめちゃくちゃ頭が良くて最高な女性なんですが、実は学生時代は非モテだったというのにぐっときて。インテリかつキレイで、尊敬する友人のひとりです。あとは、行きつけのスナックのママ。同世代なんですけど、料理上手で知識が広くて考え方が柔らかくて。困った時は、とりあえずママに相談します。感情的な私の話をじっくりと聞いてくれて、最終的に的確なアドバイスをくれるんです。この2人に共通するのは冷静なところと、知的好奇心が旺盛なところ。私もそういう女性を目指しています。
――逆に、犬山さんが“ダメな女”だと思うのは?
【犬山】 うーん…ダメな女は、愛情表現が足りない人ですかね? 一緒にいる人を不安にさせたり、ちょっとした駆け引きで優位に立とうとしたりする人。たとえば、わざと連絡を取らなくしてみるとか、自分からは絶対に誘わないとか、そういう行動は絶対良くない結果を招きます。私も恋愛で故意に連絡を経つことはよくあって、それで失敗しまくっていました(笑)。
――今年34歳を迎える犬山さん。ライフステージでは変化の多いナイーブな歳頃だと思いますが、犬山さんは歳を重ねることについてどう思われますか?
【犬山】 そういえば先日、『負け美女』に登場する女の子たちと飲みに行って、びっくりしましたよ。あの頃、男の話しかしていなかった私たちが、保険とお金と健康の話しかしなくなっていて(笑)。歳をとることは、健康面ではマイナスなことが多いですけど、知識が深くなって日々の生活面では確実に楽しさが増すと思います。悩みも深刻化するんですけど、それをちゃんと受けとめられるよう、たくましくなるんですよね(笑)。
――このご時世、「彼氏ができない」という女性の悩みもよく耳にしますが、彼氏のできやすさ、できにくさって何かあるんでしょうか?
【犬山】 それには、生まれ持った運があると思っていて。そして、需要と供給が大事なんだと感じています。私に彼氏ができたのも、生まれつきイケメン好きじゃなく、こう言うと失礼かもしれないですけど、競争率の低い男性が好きだからなんです(笑)。結婚できたのも、ラッキーだったとしか言いようがない。競争率が高い人や、ダメ男が好きっていうのは、性癖みたいなものじゃないですか。なので、彼氏ができないからといって、私は劣っているから…とか、思わなくていいと思います! ただ運が悪いだけ!
――とはいえ、クリスマスに向けて「彼氏が欲しい!」という女性は少なくないと思います。何か意中の男性を落とす、犬山さん流のモテテクを伝授していただけませんか?
【犬山】 私は駆け引きができない猪突猛進タイプなので、そんなにテクニシャンじゃないですよ(笑)。でも以前、ファッション誌『Gina』(ぶんか社)でやっていた「そこまでやるか!? 女の秘技」という連載コーナーで、恋愛秘技を募集したことがあって。相手の目をジーっと見ながら、小首をかしげて「好きかも」と言うのが効くらしいですよ。まだ好意がバレる前の“異性として振り向かせたい相手”限定のようですが。