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なぜ『美魔女』は疑問視される? 生みの親に聞く“功罪”と“意義”

寄せられた「若く見えないといけないの?」の声

グランプリを受賞し、ティアラを受ける出場者

グランプリを受賞し、ティアラを受ける出場者

 実際、今回のコンテストに寄せられた意見にも、「若く見えないといけないの?」という疑問は多かった。たしかに、女性の美醜や年齢を取り沙汰することに敏感な昨今では、時代にそぐわない部分も出てきたのかもしれない。しかし実際は、コンテストの審査基準も10年前とは大きく変わり、ここ数年でより内面重視へと変化しているのだ。

 「10年間、『大人の美とは?』を探って試行錯誤してきた結果、現在は外見だけではなく、様々な経験が味になり、内面も兼ね備えた人を選ぶようになりました。それだけに、50代でものすごく努力をしてグランプリに選ばれた方が批判されるのは、とても残念。本人は、批判にも動じず達観してますけどね。

 美しさを追い求めて『男性の目ばかり気にしている』と言う人もいますが、実際、40代以降の美魔女たちは、それすら乗り越えてしまっている。コンテストを目標にキレイになるために頑張って、自分の気持ちも、人生も変わったという人が多いんです。みなさん自分が輝くために、好きでやっているんですから」

「若く美しく」は女性の“枷”なのか? ジェーン・スーが明かした“反感”の根底にあるもの

 美魔女に疑問を抱く人には、「若く、キレイでいること」が女性にとっての“枷(かせ)”のように受け取られているように思う。『美ST』で連載をしているコラムニストのジェーン・スー氏も、創刊当初は「いい大人なのに、いつまでも若い頃のようにキレイでいたいなんて虫が良すぎる。まだ欲しがるのか」と、美魔女たちに反感を抱いていたそうだ。だが、自身も同じ40代になったとき、考えが変わったという。

 「私は女なのに、世間が求める女性像(我慢と犠牲の上に成り立つ基盤があって一人前)になれない自分を責め、基盤の有無にかかわらず人生を謳歌する皆さんに嫉妬していたのです。(中略)私はあれほど忌み嫌う『男の物差し』で自分自身を、そして世間の女性を測り、断罪し、我慢していました。『もう、若くはない』がネガティブに聞こえていたのは、男目線の若さ至上主義に感化されていたからです。己のミソジニー(女性嫌悪)を垣間見てゾッとした瞬間でした」(コラム『ジェーン・スーの私立美魔女学院』より)

 今では『美ST』を、男の目を気にせず美容やりたい放題の「フェミニズムの雑誌」と認識し、「美容で自分を好きになれると、女性たちの意識を目覚めさせた」と評価しているという彼女。年齢に臆することなく、自分のやりたいように美を追究してもいい。そこに喜びを見出したからこそ、現代女性の美意識は高くなり、ファッションのエイジレス化も進んだ。もちろん、それぞれがどこに重きを置くかは個人の選択ではあるが、美容もまた、QOL(クオリティ・オブ・ライフ/人生の質)の向上の一つと言えるだろう。

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